情報+英語+生活の話ー。
実際のコンピューターは蹴ってはいけないと思うので、ご注意を。
「起動(きどう)」の意味を持つ「boot(ブート)」と、
それと同じ単語の別の意味、「ブーツ」や「蹴(け)る」の話を。
「reboot(リブート)/再起動」という語を入口にしつつ。
前置き。
先日「reboot(リブート)」という語を扱ったので、
今日はそれに加え「boot(ブート)」という語を調べてみました。
※
ます「reboot(リブート)」は「再起動(さいきどう)」等の意味を持つ言葉ですね。
「再起動(さいきどう)」とは、再び起動(きどう)すること…動かし始めることです。
Wikipediaによれば基本「再始動(さいしどう)」と似た意味らしいので、そちらでイメージしてもいいかもですね。
「再起動」自体はコンピューター、スマホなどではよく行われます。
またゲームやアニメなどでも「リブート」という用語があるようです。
そちらではシリーズ物をやり直す、みたいな感じのようですね。
なので「リブート」や「再起動」関係に触れたことがある方は、多いかもしれません。
で、英語の「re(リ)」は「再び」と言う意味を持つことが多いですが、
では「reboot」の「boot(ブ-ト」はどういう意味なのか?
靴の「ブーツ(boots)」の元になっている単語、
「boot(ブート)」とよく似ているなー、なんて思いつつ調べてみると。
…結果的には、同じ単語のようでした。
というのも英和辞典によれば、
動詞の「boot(ブート)」は「(プログラムを)起動する、立ち上げる」という意味があるようなのですが。
その意味は、靴の「boot」と、単語としては同じ枠組みに入っていました。
でっきり「スペルが同じ別の単語」かと思っていたので、意外ですね。
つまり意味同士で、何かしらの関係があるかもしれません(仮説ですが)。
しかも「boot」には、「(ボールなど)を蹴(け)る」とか
「(人を)無理やり追い出す」いう意味もありました、
合わせて見ると、ちょっと乱暴めな感じもしますね。
そう考えると「コンピューターを『boot(起動)』する」という文が、
「コンピューターを『boot(蹴って)』動かす…!?」なんて見えるかもですね。
※
まあ実際には、今のコンピューターはむしろ蹴ってはいけないと思いますが。
でも現代社会とは違う世界…
いわゆる「スチームパンク」*1…蒸気機械SFのような世界だと、
「足元のスイッチを蹴って(boot)、コンピューターを起動(boot)させる」くらいはあるかもですね。
そうやって歯車とか蒸気を動かして、ようやくコンピューター起動ができる、みたいな。
それこそ頑丈な「靴(boots)」も必要かも知れません。
あくまでこれはお遊びのイメージではありますが。
もし「パソコンとかスマホを起動させる時、もっと派手にならないかな-」なんて方は、
色んな「起動(boot)」の仕方について、考えてみるのも楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・boot(ブート)【コンピューター】:
関連用語:「patch(パッチ)」*2
*1:「スチームパンク」については 2/23 歴史:さかのぼる練習/ペリー来航←蒸気機関←産業革命 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「patch(パッチ)」については 12/2 情+英他:「コンピューター」には「布(ぬの)」を当てますか? ~「patch(パッチ)」と「当て布(あてぬの)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。