情報+英語+理科+生活+国語の話―。
エンジンから出るエネルギー量や、データを(コンピューターの)外に出すことなど、
複数の意味のある語「出力(しゅつりょく)」と。
その英訳の一つ、「output(アウトプット)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
(※クリスマスイブですが特に関係の無いテーマです)
前置き。
まず「出力(しゅつりょく)」とは、色々な意味のある用語ですね。
例えば、エンジンなどから出るエネルギーの量(出てくる力)、という意味もあれば、
コンピューター等から外へデータを送る、みたいな意味もあります。
(この場合、データを「入力(にゅうりょく)」することの逆ですね)
で、和英辞典を調べてみると、
「出力」に対応する英語に「output(アウトプット」があったのですが。
この「アウトプット(output)」は、よく日本で「人(ひと)の活動(かつどう)」に対して使われる言葉でもありますね。
例えば「アイデアを形にする」とか、「作品を作る」ことが「アウトプット/出力」と呼ばれ、
それに対し、アイデアの参考に、本や動画を見たりすることが「インプット(input)/入力」と呼ばれたりする印象です。
(「in(イン)/中」と「out(アウト)/外」の関係を考えると分かりやすいかもです)
なので、作品作りやクリエーター系の本には、
時に「インプットだけでなく、アウトプットするのも大事!」的なことが書いてある印象です。
「アイデアの素を仕入れる(インプット)→アイデアを形にする(アウトプット)」流れを繰り返して、
どんどん作品作りの練習(れんしゅう)をしようって感じですね。
…しかし、「出力」というと「機械(きかい)の動作」っぽいですが、
「アウトプット」というと上のような流れで、
ちょっと「人の活動」(特に物作り、クリエーター)っぽくも聞こえますね。
なので例えば、誰かがバイクとかを紹介する時、
「この『エンジン』の『出力(アウトプット)』、すごいんだぜ」というセリフを
「この『エンジン』の『アウトプット(出力)』、すごいんだぜ」と言い換えられるかもですが。
その場合、「エンジンが、すごい『物作り活動(アウトプット)』をしている…!?」とか、
「活動的でうらやましいな…」みたいに思えたりするかもですね。
AI搭載の最新エンジンなので、走りながら作品も作れます
※
ちなみに上では「アウトプット」を、
すごい「アイデア」系の(物作り限定かのように)イメージで書いてしまいましたが、
でも覚えていることを表に出すだけでも、「アウトプット/出力」と言える気もします。
機械と人とは違いますが、「データを(自分の)外に出す」感じはありますし。
その意味では 色々な人が「アウトプット」していることになりそうですし、
学生の方が、テストで「知識を思い出して書く」ことも、
まさに「アウトプット/出力」と言えるかもですね。
まあそうでなくても、頑張って「力を出す」状況は多そうです。
なので、例えば受験がある方などが、
「テストの時、なんか強そうなイメージが欲しいな…」と思ったら。
力強い「エンジン」の「出力(output)」などをイメージしつつ、
「私もあんな風に『アウトプット(出力)』してやるぜ!」なんて思ってみても、少し楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。