理科+英語の話ー。
「えっ、電球は畑で取れるの、知らなかったんですか!?」的な話ではありません。
丸っこい照明の「電球(でんきゅう)/light bulb」と、
植物の丸っこい根っこ、「球根(きゅうこん)/bulb」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「電球(でんきゅう)」とは、照明(しょうめい)の一種ですね。
「球(きゅう)」の名の通り丸く、電気を流すと光る…という感じの物です。
「蛍光灯(けいこうとう)」とどちらを使うかは人によるでしょうが、
それでも一般に使う・見る機会は多い、身近な物という印象ですね。
で、電気も絡みますし、人工的な印象のある「電球」ですが、
実は英語では、自然物…植物の「球根(きゅうこん)」と関わったりもするようです。
というのも、どちらも「bulb(バルブ)」の語が関わるようなので。
まず手元の和英辞典によれば、
電球は英語で「electric bulb(エレクトリック・バルブ)」や「light bulb(ライト・バルブ)」、
または両方合わせて「electric light bulb(エレクトリック・ライト・バルブ)」というようなのですが。
この中に含まれる、「bulb(バルブ)」を英和辞典で調べてみると、
植物の「球根(きゅうこん)」の意味を持っているとのことです。
(ちなみに「球根(きゅうこん)」とは、ざっくり言うと植物の根とか色々な物が固まって丸くなった物ですね)
「電球」と「球根」の関係は載っていなかったので不明ですが、
「bulb(バルブ)」には「球状の物」…つまり球の形のもの、という意味もあるようなので、
「球状(bulb)の照明(light)」→「電球(light bulb)」という感じかもですね。
しかし「bulb」の「球根」の意味を知った人が、
「電球」の「light bulb」という英語を見ると、
「『電球』は『光る球根(light bulb)』だった…!?」なんて思うかもですね。
ちょっとファンタジーっぽくて面白い気もします。
※
ところで最近は電球や照明も色々あるようで。
電球というと「丸っこい」イメージでしたが、
最近はねじれた形の物や色んな物が売られていたりもします。
(もう「球」という感じじゃ無かったりしますね)
なので、今度あなたが「電球(light bulb)」を見ることがあり、
そしてその中に、丸くも「球根(bulb)」っぽくもない物を見つけたら。
「これは『bulb(球根)』じゃなくて、何に似ていると言えばいいかな?」
…なんて考えてみるのも、面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・電球(でんきゅう):
関連記事:『球を表す外国語セブン』*1
・球根(きゅうこん):
・bulb(バルブ):
*1:記事『球を表す外国語セブン』については 1/19 数+諸外他:「球(きゅう)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。