生活+英語+美術の話ー。
ちょっと冷たそうなタイトルでお送りしておりますが。
中で、雪(ゆき)*1が降っているように見える置物「スノードーム」と、
その別名「スノーグローブ(snow globe)」などの話を。
手袋(てぶくろ)としての「glove(グローブ)」を添えて。
前置き。
クリスマスも近く、色んな置物も見るということで。
冬によく見るきれいな置物、「スノードーム」を調べてみました。
※
まず「スノードーム」は、中に雪(ゆき)が入っているように見える透明*2な置物(おきもの)ですね。
ひっくり返したり動かしたりすると、中で雪っぽい物が舞ったり、降っているように見える感じです。
中に水や透明な液体が入っている影響で、ゆっくり落ちるのが綺麗ですね。
観光地などでのお土産(おみやげ)として見る印象もあります。
そんな、知っている人は多そうな「スノードーム」ですが。
Wikipediaではまた違う名前、「スノーグローブ(snow globe)」として紹介されていました。
どうやら「スノードーム」は日本での呼び名のようですね。
英和辞典によれば、
「snow(スノー)」は「雪(ゆき)」
「globe(グローブ)」は「球(きゅう)」、または「球場のガラス器」を指すらしいので、
「『雪(snow)』が入っているように見える『ガラスの器(globe)』」→「スノーグローブ(snow globe)」って感じですかね。
一方の「ドーム(dome)」*3は「丸屋根(まるやね)」などの意味らしいので、
しっかり丸い「スノードーム」には、確かに「グローブ(球)」の語の方が合うのかもしれません。
ところで日本では、手袋(てぶくろ)や、野球道具の「グローブ」も有名です。
そちらは「glove(グローブ)」なのでスペルが違うのですが、
カタカナ語だと「globe」も「glove」も「グローブ」になってしまいますね。
(「glove」が「グローヴ」と書かれることも少ないように思いますし)
そう考えてから「スノードーム/スノーグローブ(snow globe)」の語を見ると、
「『スノードーム(snow globe)』って『雪(snow)』の『グローブ(glove)』だったんですか!?」
…なんて思う可能性もありそうですね。ちょっと冷たそうです。
※
まあ呼び名がどうであれ、スノードームの美しさを楽しむことはできますが。
でも「globe(グローブ)」は「地球(ちきゅう)」を指す語だったり、
「global(グローバル)/地球規模の」などに関わる語だったりもします。
そう考えると小さな「スノードーム(snow glove)」から、
大きな「地球(globe)」を考えて社会を勉強したり、
「グローブ(glove)」との違いから、英語を勉強したりもできるのかも?
気が向いたら色々考えてみても、ちょっと面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・スノードーム/スノーグローブ:
関連用語:「ドーム」、「スノーボールアース」*4
似てる用語:「スノーフレーク」*5、「スノードロップ」、「ジギタリス/foxglove(フォックスグローブ)」*6【植物】
関連記事:『球を表す外国語セブン』*7
*1:「雪(ゆき)」については 1/16 英語:「氷(こおり)」関係の英単語~氷魔法アイスクリーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「透明(とうめい)」については 12/13 理+英他:「透明(とうめい)」で「緑(みどり)」な「家(いえ)」ってなーんだ? ~「温室(おんしつ)/greenhouse(グリーンハウス)」などの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「dome(ドーム)」については 3/3 英語:「ドーム」を英語で書けますか? ~「doom」?「dorm」?「dome」?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「スノーボールアース」については 5/4 理+家:「コラーゲン」は「6億歳」ですか!? ~コラーゲン誕生の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:花の一種「スノーフレーク」、「スノードロップ」については 12/20 理+英:その「花(はな)」は「雪(ゆき)」の「欠片(かけら)」ですか? ~花の「スノーフレーク」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:英語では「foxglove(フォックスグローブ)」ともいう植物「ジギタリス」については 11/13 理+ラテ他:「狐(きつね)の手袋(てぶくろ)」は「ロケット」ですか? ~植物の「ジギタリス」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:記事『球を表す外国語セブン』については 1/19 数+諸外他:「球(きゅう)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。