生活+英語+イタリア語+国語の話ー。
「舞い散る紙吹雪、実は食べられます…!」という話ではありません。
今日は「ポッキー&プリッツの日」らしいですが、また違う甘い物ネタを。
パーッと散らして使う細かい紙*1「紙吹雪(かみふぶき)」と、
その英訳の一つ「confetti(コンフェッティ)」、
そしてその由来らしい砂糖菓子、「コンフェッティ」の話です。
前置き。
まず「紙吹雪(かみふぶき)」とは、小道具(こどうぐ)の一種ですね。
沢山の小さな紙を、吹雪(ふぶき)のようにパーッと散らして使う感じです。
結婚式などお祝いの時に使ったり、あとテレビ等の番組でも見かけたりしますね。
で、そんな「紙吹雪」を和英辞典で調べてみますと、
「confetti(コンフェッティ)」という英訳が見つかりました。
響きがオシャレだな~と思いつつ英和辞典でも調べてみると、
なんとこの「confetti」には「糖菓(とうか)」(砂糖菓子)や「キャンディー」の意味もあるようです。
「紙」と「砂糖菓子」では大分違いますが、どういうことか?と調べてみると。
Wikipediaによれば、
① 英語の「confetti」の由来はイタリアの砂糖菓子「コンフェッティ」
② もとはカーニバルなどの際に「紙」に包んだコンフェッティを人々の上にばらまいていた
③ そこから、「紙吹雪」のこともコンフェッティと呼ばれるようになった
…ということのようです。
由来を考えると、お菓子の方が「コンフェッティ」みたいな感じですが、
お菓子を包む…いわば「包み紙(つつみがみ)」的な位置だった「紙吹雪」も、
今日では「コンフェッティ」と呼ばれるということですね。
なのでこの由来を知っている方や、イタリアの方は、
「『紙吹雪(confetti)』といえば『砂糖菓子(confetti)』(が由来)!」と思うかもですね。
…残念ながら、多くの紙吹雪に砂糖菓子は入ってませんが。
※
さて、秋~年末はイベントも多いので、紙吹雪を見る機会も多いかもですね。
(今は新型コロナウイルスも、日本では比較的落ち着いてますし)
むしろ秋の文化祭用に、紙吹雪を「作る」側の方もおられるかもです。
もし「『紙吹雪(confetti)』作るの疲れたな…」なんて思ったら、
ちょっと「砂糖菓子(confetti)」でも食べて、休憩するといいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「歌舞伎(かぶき)」などでも紙吹雪は使ったりするようです。
歌舞伎というと「日本の伝統芸能」、「和風(わふう)」って印象ですが、
「歌舞伎でも『コンフェッティ(紙吹雪)』舞ってるな…」と思うと、ちょっと面白い感じですね。
◆用語集
・紙吹雪(かみふぶき):
関連用語:「めでたい」*2
関連記事:『紙を表す外国語セブン』*3
*1:「紙(かみ)」については 1/12 歴史:マイナーに見えて大切なこと~「紙(かみ)」編~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「めでたい」については 2/2 国+社他:「めでたい」ことは「かわいい」ことですか? ~「愛でたい(めでたい)」や「愛でる(めでる)/かわいがる」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『紙を表す外国語セブン』については 11/12 生+諸外:「紙(かみ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。