社会+英語の話ー。
「西洋(せいよう)」という言葉と、
方角の「西(にし)」の話を。
(内容としては昨日のメモの延長になります)
体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
昨日「西(にし)」について書いた流れで、
「西洋(せいよう)」という語が気になったので、調べてみました。
※
まず日本で「西洋(せいよう)」というと、ヨーロッパやアメリカなどを指すイメージですね。
例えば「西洋料理」とか「西洋諸国」と言ったりする感じです。
「西洋風」は「洋風(ようふう)」なんて略されることも多いですね。
で、ふと和英辞典を調べてみると、
「西洋(せいよう)」は「the West(ザ・ウェスト)」、「the Occident(ジ・オクシデント)」となっておりました。
「west(ウェスト)」というと、方角の「西(にし)」のことなのですが、
(そしてこちらも「the west」と書いたりもするようですが)
昨日も少し書いたように、日本の「西(west)」には色んな国があったりします。
韓国とか中国、またヨーロッパまでの間にも色々な国がありますね。
でもそれらの国は西洋とは呼ばれない感じです。
もちろん「the West」と、「he」がついていて「W」が大文字なので、
ただの「西」ではなく、固有名詞的な「西洋文化」なども表していると思われますが。
でも、西洋に含まれる「アメリカ」は、やはり日本から見ると、西より「東」にある気がするので、
どことなく食い違っているような気もしますね。
そう考えると、
「『西洋(the West)』と(方角としての)『西(the west)』は違う!」なんて言えるかもですね。
※
ある意味当たり前のことを書いた気もしますが。
しかし例えば、皆さまが自分より年下の「子ども」から、
「『西洋』と『西』ってどう違うの?」とか、
「『西洋』って『西』の『海(洋)』のことじゃないの?」
…なんて聞かれた時、ちゃんと説明できるでしょうか?
(ちなみに筆者の場合、とっさにはできなさそうですね)
まあもちろん説明できなくてもいいかもですが。
「西」も「西洋」も普段からよく使う言葉なので、
ちょっと調べてみると、意外と勉強になって良いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
国語辞典も調べてみると、
「西洋」とは「(先進国としての)欧米諸国(おうべいしょこく)」と載っておりました。
「先進国(せんしんこく)」という明治維新(めいじいしん)や開国の時のイメージもある気がしますね。
(鎖国していた日本に対して、外国が文明が進んだ国として関わってきたりしたので)
また「欧米(おうべい)」は「Europe and America(ヨーロッパ・アンド・アメリカ)」、「the West(ザ・ウェスト)」となっておりました。
追記2
歴史や思想では「西」とか「東」がよく出てきたりしますし、
また今回のロシア・ウクライナの話にも、「西側諸国」や「東側諸国」などの言葉が関わってくると思われます。
◆用語集
・西洋(せいよう):
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