英語+ゲーム+体育の話ー。
「タッグの絆を深めるためには鬼ごっこが一番…!」という話ではありません。
2人組で協力するイメージの語「タッグ(tag)」と、
その語源らしいプロレスの「タッグマッチ」や「タッグチーム」、
そしてさらにその語源らしい「鬼ごっこ/tag、tig」の話を。
前置き。
まず「タッグ」というと、「2人組」みたいなイメージの語ですね。
例えば「AさんとBさんがタッグを組んだ!」という感じで、
協力した2人とか、チームという印象です。
似た語に「コンビ」や「バディ」もある気がしますね。
そんな強い・戦いのイメージもある「タッグ」ですが、
ちょっと意外な物に関わっているようです。
というのもタッグの語源は、遊びの「鬼ごっこ」が語源のようなので。
Wikipediaによれば「Tag(タッグ、タグ)」とは、本来は「鬼ごっこ」のことで、
動詞としては、鬼が相手に触れることを意味していたようです。
で、そこからプロレスの「タッグマッチ(tag match)」…複数のプロレスラーによる試合(match)で、
交代の時にタッチすることを「タッグ」というようになったのだとか。
(鬼ごっこでも、タッチしたら鬼と他の人が交代したりしますしね)
その辺りから「タッグチーム(tag team)」などの言葉も生まれ、
現在ではこれら「タッグマッチ」や「タッグチーム」などが略して「タッグ」と呼ばれたりするようです。
普段の「タッグ」のイメージの感じですね。
なので「(由来的には)『タッグ』と言えば『鬼ごっこ』!」ということになりそうですね。
…「最強タッグの完成だー!」という言葉が、「最強鬼ごっこの完成だー!」となりそうで、ちょっとシュールですが。
※
ちなみに英和辞典でも「tag(タッグ、タグ)」を調べてみましたが、
確かにそこにも「鬼ごっこ」の意味は載っていました。
…が、説明欄に、さらに「鬼ごっこ(tig)」という文が書いてありまして。
どうやらこの「tig(ティグ)」という語も、「鬼ごっこ」などを意味するようです。
なので現代の「タッグマッチ」という言葉も、
もしかしたら「ティグマッチ」などになっていた可能性もあるかもですね。
今回は、1つ調べるとさらに知らないことが分かる感じで、
まるで「tag(タッグ)」や「tig(ティグ)」の語を相手に
「鬼ごっこ(tag)」をしているようでしたが。
でも新しく知った語は、次の新しい語への手がかりになってくれたりします。
調べ物をすると「自分は知らないこと一杯だなー」なんて思ったりもしますが、
実は自分と「タッグ(tag)」を組んでくれる語は、確かに増えているのかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・タッグ:
関連用語:「兄弟(きょうだい)」*1、「兄(あに)」、「弟(おとうと)」
関連記事:『兄弟を表す外国語セブン』、『味方を表す外国語セブン』*2
*1:「兄弟(きょうだい)」や「兄(あに)」、「弟(おとうと)」、また記事『兄弟を表す外国語セブン』については 2/10 生+諸外他:「兄弟(きょうだい)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:記事『味方を表す外国語セブン』については 8/25 こころ+諸外他:「味方(みかた)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。