情報+英語+国語の話ー。
「この『言葉』、ちょっと郵送しといて~」的なファンタジ-話ではありません。
ネットのコメントなどにつける目印の一種「タグ(tag)」と、
その元々の意味らしき「tag(タグ)/荷札(にふだ)など」の話です。
前置き。
まず普段「タグ」というと、インターネットやコンピュータ関連で聞くことが多いですね。
コメントや記事、またこのブログでも上の方に「タグ」がついていて、
似た内容のコメントや、記事を探しやすくしてくれる感じです。
また「Twitter」などでは「ハッシュタグ」という言葉もよく聞きますね。
そんな、デジタルな印象な「タグ」ですが、
元々の意味としては、わりと物理的な物かもしれません。
というのも英和辞典によれば、
「tag(タグ)」というのは「つけ札」、「下げ札」、「荷札(にふだ)」、「付箋(ふせん)」などを意味するようで。
特に「荷札(にふだ)」とは、荷物*1に紐(ひも)でくくりつける札(ふだ)のことですね。
これによって、荷物の送り先や持ち主が分かりやすくなる、などのメリットがあります。
当たり前ですが紐で結ぶので、とても直接的、「物理的」な感じですね。
さて、「言葉」自体は形がないので、物理的に「荷札」は付けられませんが。
しかしネットなどでの「コメント」も「言葉」であり、
それには「タグ(tag)」を付けられると考えると、
ある意味「『言葉(コメント)』に『荷札(タグ)』は付けられる!」なんて言えるかもしれません。
ちょっと「とんち」っぽくて面白いですね。
※
ちなみに、どこかで聞いたことのある話ですが、
「一度言ってしまったことは、元には戻せない」という言葉があるようです。
何かを言った事実は変わらないですし、
まして言葉には形がないので、修正も出来ませんね。
ネットだともう少し削除・修正はできそうですが、
でもコメントは後から変更できないことも多いですし、
また自分が消しても、他の誰かに保存・拡散されてしまう可能性もあります。
その意味では、こちらも元には戻せない、と考えた方が良さそうですね。
出したコメントが、あっという間に手の届かない所へ…という意味では、
それこそ「言葉」が「荷札(tag)」をつけられ、遠くへ運ばれてしまうようでもありますね。
「面白い『タグ(tag)』で興味を引きたいな-」と思った時には、
「これは広まって大丈夫な『言葉(コメント)』か?」というのも、合わせて注意しておくと良いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに昨日紹介した「タッグ(tag)」も、発音としては「tag(タグ)」になるようです。
後で調べていて気づきました。
かといって最初からタッグの方も「タグ」と書くと、今回紹介している「タグ(荷札)」と混ざりそうですね…。
日本語では「タッグ」表記が広まっていることもあり、「タッグ」で問題は無いかと思いますが、
記事を書く前にもう少し確認すべきだったなと反省しました。
追記2
デジタルなコメントに限らず、書道やノートなど、
「言葉」を物に書いてしまえば、それに荷札を付けたりできます。
また言葉自体の値段ではないかもですが、値段を付けて売ったり買ったりも出来ますね。
書道とかで「○○先生の作品!」とかは値上がりしそうですし。
◆用語集
・荷札(にふだ):
関連用語:「プロフィール」*2、「肩書き(かたがき)」*3
・タグ(tag):
*1:「荷物(にもつ)」については 2/6 社+国:「手荷物(てにもつ)」を「チッキ」にできますか? ~手荷物を送ってもらうシステムの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「プロフィール」については 10/22 国+英:「紹介(しょうかい)」と言えば「横顔(よこがお)」ですか? ~「profile(プロファイル)/横顔、プロフィール」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「肩書き(かたがき)」については 1/15 社+国他:「肩(かた)」には、何か「書(か)いて」ありますか? ~「肩書き(かたがき)」と「肩(かた)/上」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。