国語+英語+社会の話ー。
人間以外の物を人間に例える手法「擬人化(ぎじんか)」*1と、
それに対応する英語「personification(パーソニフィケーション)」の話を。
前置き。
まず「擬人化(ぎじんか)」というと、人間以外の物を人間のように扱うことですね。
例えば動物…猫や犬などが、人間の考えや能力を持っていると考える、みたいな感じです。
あるいは「季節」や「国」など、非生物に対して行われることもありますね。
近年のゲームなどで「擬人化されたキャラクター」は多く、
当ブログでも「軍艦が擬人化されたキャラクター」(『艦隊これくしょん』)、
「刀剣が擬人化されたキャラクター」(『刀剣乱舞』)などなどを紹介させて頂いたことがあります。
なので個人的には、「擬人化」は半ばゲーム用語…みたいに思っていたのですが。
和英辞典を見てみると、この「擬人化」が載っておりまして。
英語で「personification(パーソニフィケーション)」となっておりました。
…響きが格好いいですね。
また英和辞典も調べてみますと、
動詞「personify(パーソ二ファイ)」が「擬人化する」、
また名詞の「person(パーソン)」が「人、人間」という意味のようです。
なので「人間(person)のように扱う」→「擬人化(personification)」って感じですかね。
上記のように「擬人化」は割と(ゲーム業界等で)使われている印象なので、
「これは○○が『擬人化』されたキャラクターだよ」と言っても、
「ああー、あるある」と返されてしまうかもですが。
でも「このキャラは『パーソニフィケーション(擬人化)』されているんだよ」と言ってみると、
「何か、すごい設定があるキャラなのか…!?」って感じもしますね。
内容は変わってないのですが、また雰囲気が違う感じもします。
…筆者がカタカナに弱いだけの気もしますが。
※
ちなみに上ではゲームなどの話をしてしまいましたが、
「擬人化」自体は昔からよくなされているものでもあります。
例えば昔話などでは、動物が普通に人のように喋ったりしてますし、
日本の昔の絵には「鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)」(鳥獣人物戯画)という、
動物たちが人間のように書かれた物もあったりします。
これらはかなり「擬人化」したものと言えそうです。
そう考えると、人間と「パーソニフィケーション(擬人化)」の歴史は深いのかも?
(これは筆者自身の意見と言うより、既に色んな所で語られていた気もするものですが)
どこかで、現代ゲームの「擬人化キャラクター」を見ることでもあれば、
そんなことを思い出してみても、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
*1:「擬人化(ぎじんか)」については 12/3 地理+理科:日本とか、浮力とか、ソシャゲとかの話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。