地理+理科の話ー。タイトルが映画っぽいですがそうではありません。
「エルニーニョ現象」などの話です。
簡単に。
「エルニーニョ現象」とはある地域で、海水温が上昇する現象をいいます。
場所は東太平洋の赤道近く、ざっくり言うと南米近くとかですね。
で、理科でも出てくるように、温かい水*1や空気はいろいろ動いたりします。
なのでエルニーニョ現象も、周囲の気候に影響したりします。かえって周りは寒くなったり。
時々ニュースで名前を聞くのもそのせいですね。
で、こちらもよく地理の参考書に載っているネタですが、
この「エルニーニョ」という名前は「イエス・キリスト」*2を意味するらしいです。
Wikipediaによれば、この現象がクリスマス*3頃(12月)に起こる、ということで、
ペルー近辺とかの人が「イエス・キリスト」や「男の子」を意味する「エル・ニーニョ」の名で呼び始めたそうですね。
で、エルニーニョ現象が起こるような場所で逆に海水温が下がる現象を「ラニーニャ現象」というらしいのですが、
これはWikipediaによれば「女の子」という意味らしいです。
どうも最初は「アンチエルニーニョ(Anti-El Niño)」と呼ばれてたらしいのですが、
これだと「反キリスト」っぽいので名前を変えたのだとか。
なので「イエス・キリスト」(または「男の子」)と「女の子」という不思議な組み合わせになっているわけです。
宗教が理科に影響を与える例の一つとも言えそうですね。
慣れてないと「何だこのエルニーニョって響きは…!?」みたいな気分になるかもですが。
その裏に「イエス・キリスト」や「女の子」のイメージがあれば、ちょっと覚えやすくなるかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに南米ブラジル*4のリオデジャネイロには巨大なキリスト像があったりします。
「コルコバードのキリスト像」と言われるのがそれですね。
両手を広げた姿が印象的です。
1931年に、ブラジル独立100周年を記念して建てられたそうですよ。
ちなみにこの像は「新・世界七不思議」の一つに選ばれてもいます。
他も「万里の長城」とか「タージ・マハル」、「マチュ・ピチュ」など有名なラインナップです。
◆用語集
・ペルー:
南アメリカ西部にある国。
首都*5は「リマ」。
Wikipediaによれば北にコロンビア*6、北西にエクアドル、東にブラジル、南東にボリビア、南にチリと国境を接している。
・「マチュ・ピチュ」:
15世紀の「インカ帝国」の遺跡。世界遺産。
現在でいう南アメリカの「ペルー」にある。
山の上にあり、景色がいいことで有名。
関連用語:「バビロンの空中庭園」*7
*1:「水(みず)」については 12/16 地理:都市運営ゲーム/「水(みず)」編ですよ、市長(しちょう)! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「イエス・キリスト」については 12/17 社会:水(みず)と宗教(しゅうきょう)の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「クリスマス」については 11/20 英+歴:クリスマス/「Christmas」と「Xmas」の話 ~イエスと十字架~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「ブラジル」については 6/11 地理:テストによく出る国名・都市名!?(仮) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「首都(しゅと)」については 9/29 英語:色んな「キャップ(cap)」の話! ~首都(しゅと)、キャプテン、そして見出し~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「コロンビア」については 9/21 歴+英:その住んでる国を「擬人化(ぎじんか)」する!? ~擬人化存在「コロンビア」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:アッシリアの「バビロンの空中庭園」については 2/14 歴史:「空中庭園(くうちゅうていえん)」は浮いてますか? ~女王「セミラミス」と空中庭園~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。