国語+社会+理科+こころの話―。
何かを始めようとすること等を表す「発起(ほっき)」と、
似た名前の「ホッキ貝(北寄貝)」こと「ウバガイ(姥貝)」の話を。
ホッキ貝の由来らしい、アイヌ語「ポクセイ(poksey)」の話もしつつ。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
昨日「奮起(ふんき)」という語について書いた流れから、
似た語の「発起(ほっき)」という語が気になったので、調べてみました。
※
まず「発起(ほっき)」とは、何かを始めようとすることですね。
国語辞典によれば、①ある計画(けいかく)をみんなに提案(ていあん)するとか、
またそれ以前に、まず②「やろうと思う(思い立つ)」こと自体が「発起」とされたりするようです。
②に関しては「一念発起(いちねんほっき)」などの言葉もありますね。
ところで「ほっき」という響きだと、
貝(かい)の一種に「ホッキ貝(ほっきがい)」という物もあります。
お寿司のネタとしてよく聞く印象ですね。
この2つは何か関係があるのか?と調べてみましたが…、
…特に関係は無いようです。
というのも、「ホッキ貝」は「アイヌ語」に由来があるらしいからですね。
Wikipediaによれば、「ホッキ貝(北寄貝)」は北海道での呼び名で、
種類としては「ウバガイ(姥貝)」という貝らしいのですが。
で、Wikipediaによれば、この「ウバガイ」が、アイヌ語で「ポクセイ(poksey)」(国語辞典では「pokise」)とも呼ばれていたようです。
(「トゥットゥレプ(tutturep)」というまた違う呼び名も載っていましたが)
なので記述などを見る感じ、「ホッキ貝」の由来はこの「ポクセイ」などっぽいですね。
そのため意味や由来などから考えても、
「『ほっき(発起)』」と『ホッキ(貝)』は違う!」と言えそうですが。
…文字じゃなく会話で言われたら、かなりややこしそうな文ですね。
※
と言うわけで「発起」と「ホッキ貝」は関係なさそうではありますが。
でも「一念発起(いちねんほっき)」などの語は、
ちょっとやる気に満ちているイメージで、いい感じもしますね。
なので、何か新しいことをを始めようとしている…、
つまり何かを「発起(ほっき)」しようとしている方は。
もし「貝類(かいるい)」が嫌いでなければ、
「ホッキ貝」を食べて、気合いを入れてみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。