のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

9/24 美+オラ他:そういえば「ペンキ」って何ですか? ~オランダ語の「pek(ペック)」と英語の「paint(ペイント)」の話~

 美術+オランダ語+英語+生活の話ー。


 塗料(とりょう)の名前としてよく聞く語「ペンキ」と、
 由来らしいオランダ語「pek(ペック)」
 そして英語の「paint(ペイント)/塗料(ペンキ)、ペンキを塗る」の話を。


 遅くなってしまったので簡単に。


 前置き。

 まず「ペンキ」というと、塗料(とりょう)の一種という印象ですね。
 (「塗料(とりょう)」とは何かに塗るもので、着色や保護が目的だったりします)
 色んなお店や、家具の一種とかに塗られているイメージです。
 また何となく水彩絵の具などより濃(こ)くて、
 「ペンキ塗り立て」の注意書きがあるくらいベタつきやすい…的なイメージですね。


 で、そんな風に「ペンキ」の性質のイメージはあったのですが。
 ふと「そう言えば『ペンキ』って何だ…?何語だ…?」と思って調べてみると、
 実は「英語」ではなくてオランダ語らしいです。


 というのも国語辞典・和英辞典によれば
 「ペンキ」はオランダ語「pek(ペック)」が由来、と書いてありまして。
 (ただ「pek」からどうして「ペンキ」になったかは割と謎みたいです)
 で、ペンキは英語では「paint(ペイント)」というようです。


 この「paint(ペイント)」も聞き慣れた語ではありますが、
 例えば「ペンキを塗る」と「ペイントを塗る」、
 「ペンキ塗り立て」と「ペイント塗り立て」では、
 慣れのためか、少し印象が違う気もしますね。


 ちなみに英和辞典によれば
 「paint」はそれ自体で「塗料を塗る/ペンキを塗る」という意味があるようです。

 
 なので「『ペンキ』を『塗る』」という文を英訳しようとした時、
 「『ペンキ』=『ペイント(paint)』だ!」、
 「『塗る』も『ペイント(paint)』だ!」とだけ思っていると、
 「『ペイント(ペンキ)』を『ペイント(塗る)』」みたいに書いてしまう可能性もあるかも?
 (あるいは「『ペンキ(paint)』を『ペンキを塗る(paint)』」みたいになったり)


 …まあ意味は伝わりそうですが、
 「馬に乗馬する」とか「白い白馬」みたいな重複感もあるので、
 英語圏の国で「ペンキ(paint)」を使いそうな方は、少し注意しておくといいかもですね。




 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみに国語辞典で「ペンキ」を調べると、
 「色のある粉(こな)を脂肪油(しぼうあぶら)などに溶かした塗料」と説明されてました。
 本文で書いたペンキの「べたつきそう」というイメージは、この「油(あぶら)」の成分などが関係していそうですね。




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