理科+こころの話ー。
「飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)」*1などの言葉を通して心について考えてみた話です。
先日、現場で理科の「飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)」や「露点(ろてん)」について少しやったのですが。
後で「これはこころの話につながるんじゃないか?」と思いました。
ちょっとメモを。
まず改めて「飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)」とは
ある範囲の空気が含んでおける水蒸気の量ですね。
「飽和(ほうわ)」というのが「もういっぱいいっぱいですよ」という意味です。
なのでこれを超えると雨*2が降ったりします。
ちなみに温度が高いと飽和水蒸気量は増えて、低いと減ります。
まあ「寒いと雨が降りやすい」みたいな感じです。
で、「露点(ろてん)」というのはざっくり言うと、
ある水蒸気と空気の関係で、雨が降り出す温度のことですね。
「限界を超える温度」みたいな。
水分をいっぱい含む空気ですと、温度が高くても雨が降りやすくなります。
で、こころの話につなげると、
「ストレスと心の関係」みたいなものを想像しました。
人の心に「ストレス容量」(受け入れられる量)があったとして、
それの大きさに関わるのは、その人自身の「心の強さ」だけではないかと思います。
例えば体調の良し悪し、疲れの有無、人間関係によってもそれは変わるかもしれません。
身体がしんどい時は、同じようなストレスに対してもよりイライラしますし。
逆に、身体の調子がいい時はあまり色んな事を気にしなかったりします。
それは「温度によって飽和水蒸気量が変わる」のと似ているかなと。
で、周りの環境に恵まれていても、「ストレスの量自体」が増えたら辛いですね。
どんなに心の強い人でも、どんどんストレスが増えていけば、いつか参ってしまうと思います。
それは水分が多ければ「露点」が上がってしまうことと似ているかなと。
どこまでを「自分の心の強さ」とするかは難しいのですが。
上のことを踏まえるなら「何かが辛い」と思ったときは、2つのパターンがありえます。
①単にストレスの量が多い(水分量が多い)
②ストレス量は大したことないが、自分に余裕がない(飽和水蒸気量が低い)
みたいな。
この二つのパターンへの対処法は微妙に違ったりします。
①なら、ストレス量を減らすのがいいですし、
②なら、自分や環境を先に何とかした方が効率がいいかもしれません。
なので、もし余裕があったら「自分が辛い原因は何だ?」と考えてみると、
自分がより楽になる対処方法を選べるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・露点(ろてん):
Wikipediaによれば水蒸気を含む空気を冷却(れいきゃく)したとき、凝結(ぎょうけつ)が始まる温度。
英語では「dew point(デュー・ポイント)」
関連用語:「露(つゆ)」*3、「曇る(くもる)」*4、「曇り(くもり)」
*1:「飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)については 1/19 理科:いろんな「ぎっしり具合」の話! ~濃度(のうど)、密度(みつど)、湿度(しつど)~ - のっぽさんの勉強メモを参照。」
*2:「雨(あめ)」については 9/14 英+理:虹(にじ)/虹と弓、光と雨 ~虹はどうして七色なのか~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「露(つゆ)」については 6/18 国+家:そばの「つゆ」っていったい何ですか?(※未解決) ~「つゆ」の由来を調べ切れなかった話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「曇る(くもる)」、「曇り(くもり)」については 12/12 国+英他:冬には「霧(きり)」を「手に入れ(get)」ますか? ~「ガラスが曇る(くもる)」ことと「get fogged(ゲット・フォグド)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。