のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/16 ゲーム:TRPGシナリオ案:『引き換え犬(ひきかえけん)』

ゲームの話ー。タイトルは8割ギャグです。
TRPG*1というゲームのシナリオ案『引き換え犬(ひきかえけん)』の話です。

クトゥルフ神話TRPG』っぽいシナリオを思いついたので載せておこうと。
クトゥルフ神話の生物そのものは出てきません。単なるホラーです)
システムは以前紹介した「簡単TRPG」の感じです。

※以下はゲームの話であり、勉強には特に関係ありません
※ホラー的な要素を含みます
※名前がギャグなのでどこかにすでにあるかもしれません。あったらごめんなさい。


☆シナリオ名:『引き換え犬(ひきかえけん)』

【必要人数】
 2人(ゲーム進行役【GM】と、プレイヤー)
 :1人はゲーム進行役であるゲームマスター(GM)となる。

【使用道具】
・筆記用具と紙
・六面体サイコロ

【使用数値】
・「体力」、「知力」、「SAN値」


【はじめに】
まずプレイヤーの分身であるキャラクターを作る。
これは「プレイヤーキャラクター」というが、長いので以下「PC」。

最初にプレイヤーは6ポイントを持っている。
それを「体力」と「知力」に、好きな数字分振り分ける。
例えば「体力4/知力2」や「体力3/知力3」など。
能力値の数字の使い方は以下の「判定」を参考に。
また最初の「SAN値」は「4」とする。(「3」でもいいがちょっときつくなる)


【判定】
ゲーム中、何か行動する時、「判定(はんてい)」を行う。
体力、知力、SAN値など関係する能力でサイコロを振り、出た目が自分の能力値以下だったら成功。

例:体力判定するとき、体力が「4」なら、サイコロの目が4以下なら成功。5以上なら失敗。
  自分の体力が「3」なら、3以下が成功で4以上が失敗になる。

【SAN値判定】
 SAN値で判定する場合は、常に現在の値で判定する。
 例えば最初は4でも、1減って3になったなら次から3で判定すること。
 つまりどんどん成功しにくくなる。

 もしこれがプレイヤーにストレスすぎる場合、なにかSAN値を回復する方法を作ってもいい。
 NPCなどとの会話、または精神が落ち着くような行動など。
 ただし無制限に行えると緊張感が弱まるので注意。


【シナリオ的な準備/GM側の準備】
・PCと仲のいい「NPC」を一人設定する。
 つまりはヒロイン的なもの。性別は自由。
 これはプレイヤーにも教えること。
 名前を考えるのが面倒なら、男性NPCは「ヤマダ・トシキ」
 女性NPCは「サトウ・カナコ」としてもよい。

・舞台となる街には、怪談*2や都市伝説が多いことにする。
 サクッと終わらせたい場合は「人の顔をした犬」(人面犬)の目撃情報があることまで説明していい。




<シナリオ本編>
【スタート】
 ※プレイヤーが本格的に調査し始めるまでは、テンポ重視で進めること。

 最初の一日は、NPCがPCに対して「引き換え犬」の存在を教える。

 「ねえPC。噂なんだけど、『引き換え犬』って知ってる?」
 「よく知らないんだけど、なんか、何かと引き換えに願いをかなえてくれるらしいよ」
 

 この時はなんとなくの話で終わる。
 もしプレイ時間があるならNPCに「私だったら、○○を頼むかな…」ということを言わせてもいい。


【変化する日常】
 だが日が進むにつれてNPCがだんだんとお金を手に入れたり、才能を手に入れたりしていく。
 いわゆる「幸せ」っぽいことになっている。
 例えば貧乏っぽい家がいきなり豪邸になっていたり、
 勉強ができなかったのが、頭がとてもよくなったりしている。

 ただし、それと「引き換え」に何か大切なものを失っている。
 例えば優しさや家族、その人らしさ、大事にしていたもの、思い出など。
 ある物が欠けてしまうことで、その人の人格は変わっていく。
 基本的には物や金には恵まれるが、心が貧しくなっていく。
 そしてどんどん態度に余裕がなくなっていく。

 GMは事態の異常性や、前日からいきなり「欠けた」ものについて説明すること。
 プレイヤーからアクションが無ければ、どんどん日数を経過させていくこと。
 そのたびに、NPCは何かを得て、何かを失っていく。


【自覚なし】
 PCが変わったことの異常性について尋ねると、NPCは不思議がってこう言う。
 「え?最初からこうだったでしょ?」
 NPCは自分で欠けたものに気づいていない。
 また「引き換え犬」に会ったかと言われても、否定する。(その記憶を忘れているため)

 異常な事態に気づいたPCは「SAN値」判定。失敗すると現在のSAN値を1減らす。

 この後などに、知力か体力で判定。
 成功すると道の向こうに消えていく、犬の影が見える。
 失敗しても何者かの視線を感じたことは教えていい。

 もしNPCが変わっていくのをPCが放置するようなら、
 やがてNPC自身がどこかへ行ってしまう。
 SAN値を1減らすこと。そしてPCの目の前に『引き換え犬』が現れる。
 シーン【『引き換え犬』との遭遇】へ移る。



【犬の追跡】
 ここからは事態を調査したり、「犬」を追いかけることになる。
 主に方法は二つ。

・体力ルート:とにかく犬を追いかける。
       体力で判定。成功すると犬が待つ空き地にたどり着く。
       失敗したら見失い、翌日へ。
・知力ルート:噂について調べる。
       方法は図書館の怪談本を読むとか、聞き込みなど。
       成功すれば、「引き換え犬」がどうやら空き地近辺に出没するらしいことを知る。
       失敗したらいい情報が集まらず、翌日へ。

どちらか成功すれば、「引き換え犬」に会える。
シーン【『引き換え犬』との遭遇】へと移ること。



【『引き換え犬』との遭遇】
 空き地(またはPCの目の前に来た)で『引き換え犬』とのシーン。
 『引き換え犬』は犬に人間を混ぜたような、醜い顔で笑っている。
 その姿を見たことでSAN値判定。失敗するとSAN値が1減る。

 『引き換え犬』は次のようなことを言う。

 「よう、お前も幸せになりたいのか?」
 「願いを叶えてやってもいいが、何かを『引き換え』にしてもらおうか」
 「俺は(NPC)の望みを叶えてやってるんだぜ!責められる覚えはないなあ」
 「ほら、ここにちゃんと『契約書』だってあるぜ!(腹ベルトに契約書が挟まっている)」
 「これがある限り、契約は有効なんだ…」

 (NPCが消えていた場合)「あ~あ、(NPC)を放っておくなんて、お前もひどい奴だな!」


 会話をしているうちに、知力か体力で判定。
 『引き換え犬』の声を聴くと頭がぼんやりしてくることに気づく。
 成功なら「催眠術」のようなものを使っていること、そしてこれで人を操っていることに気付ける。
 失敗でも、『引き換え犬』は嘘、あるいは自分に都合のいいことを言っていることに気付ける。


【戦闘など】
 NPCを救いたければ、契約書を手に入れて破る必要がある。
 だが頼んでも『引き換え犬』は譲ってはくれない。
 基本的には「戦闘」になるだろう。
 その場合、「引き換え犬」はHPは2点。
 契約書を奪おうとするか、ダメージを与えようとする行動でこのポイントを減らすことができる。
 プレイヤーは体力か知力、好きな方で判定を行うことができる。
 ただし、その能力を使うような行動を考えてもらうこと。

 PCが1度行動すると、『引き換え犬』も1度行動する。
 行動としては2パターン。

 ・奇声を上げて体当たり:プレイヤーは体力で判定、失敗したらSAN値が1減る。
 ・催眠術を使う:プレイヤーは知力で判定、失敗したらSAN値が1減る。

 PCのSAN値に余裕があるなら、PCの苦手な能力→得意な能力→苦手(略)の順で、
 PCのSAN値に余裕がないなら、PCの得意な能力→苦手な能力→得意(略)の順で行う。

 『引き換え犬』のHPを0にできたら勝利。
 その前にPCのSAN値が0になったらゲームオーバー。【エンディング】へ移る。



 勝てば「契約書」を奪い、破ることができる。
 『引き換え犬』は「や、やめろォー!」などと叫び、契約書と一緒に光になって消える。
 失われたものは戻ってくる。
 ただし、「引き換え」によって得た「いいこと」も戻る。

 もし、『引き換え犬』と新しく契約を交わすなら、戦闘を行わないこともできる。
 その場合は『引き換え犬』は協力的になる。
 NPCを救ったり、以前の状態に戻すこともできるだろう。
 ただしPCは何か一つ大事なものを失う。
 もし何かいいことをプラスするなら、それだけ多くのものを失うことになる。



【エンディング】
①『引き換え犬』を倒した場合
 家に帰ると、NPCやその周りは元に戻っている。
 NPCはこの何日かのことを覚えていない、としてもいいし、
 覚えていて、PCに謝罪するということでもいい。
 なんとなく怖い夢の中でPCに助けられた、ということを言わせてもいい。
 なんにせよ、以前の日常(あるいは、少し賢くなった日常)が戻ってくる。
 PCの活躍をたたえてシナリオ終了。
 

②『引き換え犬』と新しく契約を結んだ場合
 その契約の内容に従ったシーンになる。
 契約の記憶があるかどうかは、プレイヤーと相談して決める。
 契約による変化を眺めて、満足するPC。
 だが代わりに大事な何かを失っている。
 その後ろから『引き換え犬』が邪悪にささやく(あるいは独り言を言う)。

 「ご利用ありがとうございました。またの『引き換え』をお待ちしております」

 今後、ことあるごとに「引き換え」を要求してくるだろう、ということをにおわせて終了。


③ゲームオーバー
 もし途中でSAN値が0になった場合はこのエンディング。
 PCは気絶し、自宅で目を覚ます。
 だがNPCは完全に消え、他の誰もその存在を覚えていない。
 そして自分の大事なものも1つ無くなっている。

 その町からは『引き換え犬』の噂は消えている。
 だがしばらくすると隣町に『引き換え犬』がいるという噂が流れてくる。
 復讐するにせよしないにせよ、PCに何かセリフや気持ちを言ってもらってシナリオ終了。




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