のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

11/7 数学:図形/これは「不等辺三角形(ふとうへんさんかっけい)」ですか? ~辺が揃ってない三角形の話~

 数学の話ー。

 数学の「図形(ずけい)」問題で
 「二等辺三角形(にとうへんさんかっけい)」*1とか「正三角形(せいさんかっけい)」がよく出てくる理由を、
 逆に「不等辺三角形(ふとうへんさんかっけい)」から考える話です。



 前置き。

 学校の数学では、色んな「三角形(さんかっけい)」について習いますが。
 その中でもよく「二等辺三角形(にとうへんさんかっけい)」や「正三角形(せいさんかっけい)」といった
 「辺(へん)」の長さが揃ったものの名前をよく見る気がします。


 ですが当然、このように揃った三角形ばかりではありません。
 「どの辺もそろってない」という三角形も存在します。

 その名も「不等辺三角形(ふとうへんさんかっけい)」

 字の通り、どの辺も等しくない三角形ですね。
 例えば3つの辺が「3・4・5」センチだったりすると不等辺三角形です。


 …まあ、書いてはみましたが、
 「不等辺」だからって言えることはないので、わざわざ探す意味は薄い気もしますね。
 逆に不等辺なので難しいです。1つの辺が3センチだからと言って、あと2つは全く分かりませんし。

 それよりは「二等辺三角形」や「正三角形」とかの方が角度とかも揃っているので、
 1つの要素がわかれば、他の計算も進めやすかったりします。パズルや問題向きですね。
 だから「二等辺三角形」や「正三角形」などが、数学の問題に出てきたりするのではないかと思います。


 でも「不等辺三角形」になるような図形に使い道がないか?というと、そんなこともなかったりします。
 例えば数学で習う「ピタゴラスの定理」こと「三平方の定理」は
 「直角三角形(ちょっかくさんかっけい)」に使う定理なのですが、
 上の「3・4・5」センチ(で直角のある)三角形はかなり出てきたりします。
 つまり三平方の定理の時には、知らず知らず「不等辺三角形」を相手にすることも多いわけですね。


 まあ不等辺だからいいことがある、という訳でもなさそうですが、
 不等辺でも二等辺でも、色んな状態の図形は色んな風に使える、ということは言えそうです。


 なので「二等辺三角形」や「正三角形」でない三角形を見たときに、
 「なんだ、これは特に揃ってない『ただの』三角形か」と思うより、
 「これが噂の『不等辺三角形』というやつか?」と思ってみるのも、ちょっと面白いかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。





◆用語集
・不等辺三角形(ふとうへんさんかっけい):
 3つの辺がどれも他と等しくない三角形。
 英語では「scalene triangle(スキャレーン・トライアングル?)」。結構カッコいい。
 関連用語:「不(ふ)」*2




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*1:「三角形(さんかっけい)」や「二等辺三角形(にとうへんさんかっけい)」、「正三角形(せいさんかっけい)」、「辺(へん)」などについては 1/18 算数+英:図形/「3+3=4」のフシギな計算! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:打ち消しの言葉として使われることが多い「不(ふ)」については 11/8 国語:対義語(たいぎご)/「非(ひ)・不(ふ)・未(み)」を国語の入り口にする!? ~打消しで作った対義語(たいぎご)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。