のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

1/7 英+ゲーム他:「侵略者(しんりゃくしゃ)」なのに喜ばれた!? ~「invader」と『スペースインベーダー』~

 英語+ゲーム+社会の話ー。
 本日は「七草粥(ななくさがゆ)」*1の日ですが、ちょっと関係ない話を。


 「侵略(しんりゃく)する」という意味の「invade(インヴェイド)」と、
 それに「-er」を付けた「invader(インベーダー)」、
 そしてゲーム『スペースインベーダー』などについての話です。



 前置き。
 昨日の記事で「外来種(がいらいしゅ)」*2について書きましたが、
 その英名(「Invasive Alien Species」)の中に、
 「invade(インヴェイド)」という単語が出てきたので、それに関する話を。


 まず「invade(インヴェイド、インベイド)」とは、「侵略(しんりゃく)する」、「侵入(しんにゅう)する」、という意味の単語ですね。
 要は「相手の許しを得ないで、勝手に土地に入る」みたいな感じです。
 まあネガティブ*3な意味合いの言葉ですね。


 そして「invade」に「-er」を付けると「invader(インベーダー)」となります。
 これは主に「侵略者(しんりゃくしゃ)」、「侵入者(しんにゅうしゃ)」といった意味ですね。「invadeする人」ってことです。
 (※でも単に「他国からの移住者(いじゅうしゃ)*4」を表すこともあるようです)
 

 ちなみに「invader」に関しては有名なゲームもあります。
 1978年発売のゲーム、スペースインベーダー』(Space Invaders)ですね。
 侵略してくる宇宙人*5(インベーダー)を撃ち落とすという内容で、日本のゲームとしては初期の作品になります。
 これはかなりの人気が出て、社会現象にもなったようです。


 なのである意味、「インベーダー(侵略者)なのに喜ばれた!」という風に言えるかもしれません。
 …まあ、ゲーム中でのインベーダーは撃ち落とされているんですが。
 歓迎してやるぜ!地球へようこそ!


 なので、ゲームの「インベーダー」はある意味人気だったと言えるのですが、
 昨日「外来種/Invasive Alien Species」の悪影響を書いたように、
 現実の「インベーダー(侵略者)」はあまりありがたくないですね。


 また「外来種」と書くと「外から来る」、「こちらが被害者(ひがいしゃ)」って感じですが、
 逆に自分の国の生物は他国にとっては「外来種」です。
 そして自分や自分の国が、他国から「侵略者(インベーダー)」、「加害者(かがいしゃ)」とみなされる可能性も、もちろんありえます。


 でもちゃんと許可を得て入国すれば、それは「侵略」とはみなされないわけで。


 今、世界がまた物騒になってきている感じがしますが、
 現実の「侵略者(インベーダー)」は、できるだけ生まれて欲しくないものですね。



 まあそんな感じで~。



追記
 ちなみに現実の歴史上、侵略者を喜んで迎えてしまった例があるっぽいです。
 「アステカ帝国」に対する、スペインの「コルテス」がそんな感じですね。
 (※ちなみにアステカ帝国は今でいう「メキシコ」の辺りにあったようです)

 ざっくり言うと、「アステカ帝国」の神話で「ケツァルコアトル*6という神様が去った話がありまして。
 で、大航海時代に、スペインからやってきた「コルテス」たちを見て、「ケツァルコアトルの化身だ」と思ってしまったらしいです。
 なんか神話で言われる神様の特徴が、当てはまってしまったっぽいですね。
 それで歓迎したり、国をあげちゃったのだとか。…その後に虐殺があったり、帝国が滅亡したりするんですが。

 これはざっくり言った話なので、実際はもっと複雑なようですが。
 神話や伝説の影響力というのは、かなり大きいのかもしれません。



◆用語集
・invade(インヴェイド、インベイド)【英語・動詞】:
 「侵略する」、「侵入する」などの意味の英単語。


・invader(インヴェーダ―、インベーダー)【英語・名詞】:
 「侵略者」などの意味を持つ英単語。
 関連用語:「stranger(ストレンジャー)/よそ者」*7


・『スペースインベーダー』(Space Invaders)【ゲーム】:
 関連用語:「宇宙(うちゅう)/space」*8


・侵略(しんりゃく):
 英語では「invasion(インヴェイジョン)」、「aggression(アグレッション)」、「incursion(インカージョン)」など。
 関連用語:「領土(りょうど)」*9、「関所(せきしょ)」*10


・侵略者(しんりゃくしゃ):
 侵略する者のこと。
 英語では「invader(インベーダー)」、「aggressor(アグレッサー)」など。
 関連用語:「怪獣(かいじゅう)」*11


・aggression(アグレッション)【英単語・名詞】:
 「攻撃(こうげき)、「侵略(しんりゃく)」、「侵害(しんがい)」などを表す英単語。
 関連語に「aggressive(アグレッシブ)」というものもある。
 また関連しそうな語に「aggro(アグロ)」というものもある。


・aggressive(アグレッシブ)【英単語・形容詞】:
 「攻撃的な」、「侵略的な」、「活動的な」などの意味を持つ英単語・形容詞。
 「活動的な」という意味も入っているように、マイナスの意味だけで使うものでもない。
 日本のカタカナ語でも「アグレッシブ」として使われることもある。


・aggro(アグロ):
 「ケンカ」や「攻撃」などを表す言葉。
 辞書によれば割と俗語らしい。
 ちなみにカードゲームには「アグロ」という用語もある。


・アグロ【カードゲーム】:
 デッキの種類の一つ。
 主に積極的に攻める形のデッキを指す。早く相手を倒す形。
 似たものに「ビートダウン」という種類もあるが、ビートダウンはクリーチャーが中心の形のようだ。
 なので、「アグロ」といった場合はクリーチャーのみならず、相手のライフを減らすような魔法や効果も使っていくものと思われる。
 これらに対して、相手の行動を妨害(ぼうがい)して流れを操るデッキは「コントロール」などと呼ばれたりする。
 また他にも「ひたすらライフを回復するデッキ」などなど、色んなものがある。
 どういう型のデッキが好きかは、人による。


・「地球へようこそ!」:
 映画『インデペンデンス・デイ』(※日本語吹き替え版)の中のセリフ。
 攻めてきた宇宙人に対して、皮肉として。


・『インデペンデンス・デイ』【映画】:
 ちなみに「インデペンデンス・デイ」とは、「独立記念日(どくりつきねんび)」


・Independence Day(インデペンデンス・デイ):
 独立記念日(どくりつきねんび)を表す言葉。
 アメリカで言うと、アメリカ合衆国独立記念日(7月4日)をあらわす。
 

・independence(インディペンデンス):
 「独立(どくりつ)」、「自立(じりつ)」を表す言葉。
 関連語に「independent(インディペンデント)」などがある。
 また反対語は「dependence(ディペンデンス)」。


・independent(インディペンデント):【英語・形容詞・名詞】
 形容詞では「関係がない」「頼らない」「独立した」といった意味の言葉。
 名詞では「独立した人」などを表す。
 ちなみに音楽関係などで聞く「インディーズ」*12という語は、これに関連しているらしい。
 反対語は「dependent(ディペンデント)」であり、これは「頼っている」「~次第である」などの意味を持つ。


・depend(ディペンド)【英語・動詞】:
 「~次第である」、「~に頼る」などの意味を持つ英単語。
 上に書いた「dependence」などや、それを「in-」で打ち消した「independence」などの元になっている語といえる。


・dependence(ディペンデンス):
 「頼ること」、「依頼(いらい)」、「依存(いぞん)」、「信頼(しんらい)」*13などを表す英語。


benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:七草粥(ななくさがゆ)」については 5/5 国語:俳句(はいく)/こどもの日・ああこどもの日・こどもの日 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:外から人によって持ち込まれた生物「外来種(がいらいしゅ)」については 1/6 理+社他:それは、外から持ち込まれた生物! ~「外来種(がいらいしゅ)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「ネガティブ(negative)」については 11/18 こころ+英:「ネガティブ(negative)」も時には必要ですか? ~「negative」と「否定(ひてい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「移住者(いじゅうしゃ)」や「移住(いじゅう)」については 9/25 理+諸外:「鳥(とり)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「宇宙人(うちゅうじん)」については 11/16 英+理:「宇宙(うちゅう)」(とか宇宙人)に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:アステカ神話の神様「ケツァルコアトル」については 4/4 理科:幻(まぼろし)の蛇(へび)、「ツチノコ」の話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「よそ者」などの意味を持つ「stranger(ストレンジャー)」については 1/2 英+社他:「よその人(stranger)」と「新しいもの」の話! ~あと「インティメイト・ストレンジャー」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「space」とも言う単語「宇宙(うちゅう)」については 4/6 理科:秩序(ちつじょ)たる「宇宙(うちゅう)」と「秋の桜」 ~コスモス~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「領土(りょうど)」については 4/24 英語:お遊び/中二病的な英文例 ~あいつは魔王で魔眼使い~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「関所(せきしょ)」については 11/14 歴+英:「関所(せきしょ)」は何を「チェック」しますか? ~「barrier(バリア)」と「checkpoint(チェックポイント)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「怪獣(かいじゅう)」については 5/8 社+生:本から仕事を考えてみる? ~職業とファンタジー、趣味とマンガ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「インディーズ」については 6/24 音+英:音楽の「レーベル」と「レコード」の関係! ~再生される黒い円盤~ - のっぽさんの勉強メモ を参照

*13:「信頼(しんらい)」については 4/22 社+数:売買/儲けと信用とリピーター ~結果的に儲ける方法~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。