のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

4/22 生+外諸:「ラザニア(lasagna)」は「壺(つぼ)」で「鍋(なべ)」ですか? ~lasagna、lasanon、lasanum~

 生活+外国語(イタリア語*1+ギリシャ*2+ラテン語*3?)の話ー。


 パスタ料理の一種「ラザニア (lasagna)」と、
 その語源に関わる「lasanon(ラサノン)」や「lasanum(ラサヌム)」についての話です。

 簡単に。


 前置き。
 昨日ブログで「青(あお)」*4を表す外国語について書いたのですが、
 そこから日本のラザニア食品に「青の洞窟」っていうのがあったような…と思い出し、
 「そういえばラザニアってアルファベットでどう書くんだ?」と思ったので調べてみました。


 まず改めて「ラザニア」とは、イタリアのパスタの一種ですね。
 パスタというと細長いものも多いのですが、ラザニアは平べったい板のような形が特徴です。
 調べてみると「ラザニア」はパスタ名なのですが、料理名として使われることも多いようですね。
 料理では、ラザニア(パスタ)を何層にも重ねて、チーズやミートソース、トマトソース*5と合わせて焼いたものが有名ですね。書いててお腹すいてきました


 そんな「ラザニア」はWikipediaによれば「lasagna(ラザニア)」と書くようです。
 …興味深くも難しい読み方ですね。思わず「ラサグナ」って読みたくなります。
 ちなみにこれは語源も面白くて、
 Wikipediaによれば、ギリシャ語で壷(つぼ)*6を意味する「lasanon(ラサノン)」が大本の語源で、
 また直接の語源は、古代ローマ人が使っていた料理用の浅い鍋(なべ)*7「lasanum(ラサヌム)」らしいです。このラサヌム(lasanum)で作るパスタ料理→「ラザニア(lasagna)」ってことみたいですね。


 つまり流れを図にしてみると
 
 ①ギリシャ語の「lasanon(ラサノン)/壺(つぼ)」
 →②古代ローマの鍋「lasanum(ラサヌム)」(ラテン語?)
 →→③イタリアのパスタの「lasagna(ラザニア)」

 って感じのようです。
 なんかポケモンの進化っぽくも見えますね


 現在では「ラザニア」は別に「壺」や「鍋」を現さないようですが、
 もともとのルーツがそのあたりにあることを考えると
 「ラザニアは壺で鍋だった!?」みたいに言えそうで、ちょっと面白いですね。
 壺や鍋はだいたい食べられないので、なかなかシュールです。


 ちなみに「トマト」たっぷりのイメージがあるラザニアですが、
 トマトがイタリアに渡ったのはコロンブスによる「アメリカ発見」(1942年)以後とされているようです。
 (そしてコロンブスアメリカ大陸から色々なものをヨーロッパに持ちかえったようです)
 なので、例えば13世紀(1201-1300年)のラザニアのレシピにはトマトは入っていないようですね。(Wikipediaによる)


 またラザニアに限らず現在の色んな料理も、昔はまた違う形だったかもしれません。
 名前や由来が気になる料理などは、ちょっと調べてみるのも面白いかも?


 うまくすれば、あなたの興味の「ツボ」にはまるかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに今回ラザニアのスペルをちゃんと調べる前は、
 筆者は「razania」とか「rasania」とかかな?と思っておりました。
 結果は「lasagna(ラザニア)」だったので大敗北ですな。
 特に「g」の文字はいくら考えても思いつかなかったと思います。
 個人的に、ローマ字発音から考えることも無駄ではないと思いますが、
 言語によって書き方や発音が違ったり、また「発音しない文字」、「装飾文字(そうしょくもじ)」といったものがあったりします。
 外国語を学ぶときは、そういうものに注意しつつやるのもいいかもしれませんね。
 また特徴的な言葉を1つ決めて、そこから学んでみるのもいいかもしれません。



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