英語+国語の話ー。
「アド」と略される3つの言葉、
「アドバータイズメント(advertisement)/宣伝(せんでん)」、
「アドレス(address)*1/住所(じゅうしょ)」、
「アドバンテージ(advantage)*2/優位(ゆうい)」についての話です。
簡単に。
前置き。
筆者はちょっと国語辞典で調べものをしていたのですが、
そこで「アド」の訳語が色々あって面白かったので、その話を。
※
まず辞典では「アド」は、①「広告(こうこく)」の略語として紹介されていました。
つまり「広告/advertisement(アドバータイズメント)」→「アド」ってことですね。
(関連語に「アドバルーン」などもあるのですが、それは追記で)
またもう一つの意味では、②「住所(じゅうしょ)」の訳語としての「アド」もありました。
こちらは「住所/アドレス(address)」→「アド」ということですね。
「メールアドレス」のことを「メアド」と略したりもするので、そんな感じかもしれません。
そして辞書には載っていなかったのですが、
「アド」は③「アドバンテージ(advantage)/優位(ゆうい)、有利(ゆうり)」の略語である場合もあります。
これは相手に対して自分の方が有利だったり、勝っていることを表す言葉ですね。
テニスやカードゲームなどで聞く印象です。
まとめると、「アド」と一口に言っても
①「広告/アドバータイズメント(advertisement)」
②「住所/アドレス(address)」
③「優位/アドバンテージ(advantage)」
…という3つの場合がありえるということですね。
探せば他にもありそうです。
※
まあお互いに結構意味が違うので、
間違えることはそうそうないもしれませんが。
例えば誰かに「アドを教えてあげるよ」と言われて、
それが相手の「住所(address)」だと思ったら、
単なる勧誘の「広告(advertisement)」ということはあり得るかも?
それっぽい言葉で「優位(advantage)」を取られないためにも、
「アド」という言葉には、少し注意してもいいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに広告としての「アド」に関連して、「アドバルーン」という言葉も紹介されておりました。
これは広告のついた風船(ふうせん)、または気球(ききゅう)のことですね。
「ad(アド)/(広告)」+「balloon(バルーン)/風船」というわけです。
まあこの「アドバルーン」というのは和製英語みたいなのですが。
*1:「address(アドレス)」や「住所(じゅうしょ)」については 10/26 英+生他:「式(しき)」では「アドレス」が「飛び交い(とびかい)」ますか? ~「address(アドレス)/あいさつ、式辞(しきじ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「advantae(アドバンテージ)」については 12/15 学習+中2と受験:冬休み・春休みで何ができるかな~プラン - のっぽさんの勉強メモ を参照。