国語+英語+フランス語*1の話ー。
サブタイがちょっと魔法の呪文みたいになってますが。
何かが珍しくて値段が上がるイメージの語「プレミア」と、
英語の「premier(プレミア)/首位の」やフランス語の「première(プルミエール)」、
そして英語の「premium(プレミアム)」などの話です。
遅くなってしまったので簡単に。
(※今回調べている中で、すでにこのテーマを扱っておられるサイト様も複数見つけました。
でも自分でも気になったので、メモとして一応書いておきます。
もっと詳しく知りたい方は、他サイト様を見てみるのも良いかもしれません)
前置き。
辞典を調べているときに見つけた、
「プレミア」周りが面白かったのでその話を。
※
まず「プレミア」という言葉のイメージですが、
調査前の筆者にとっては、「珍しい(めずらしい)」みたいな印象でした。
例えば昔の珍しい物品・グッズなどに関して、
「プレミアがつく」や、「プレミア価格」などを聞いた覚えがある感じですね。
「数が少ないから珍しく、高くなっている」みたいな印象です。
ところで英和辞典を調べても、上記の「プレミア」の意味は載っていませんで。
代わりに載っていたのが、
①英語の「premier(プレミア)」…「首相(しゅしょう)」、「総理大臣(そうりだいじん)」、「首位(しゅい)の」、「最高の」という意味
②フランス語の「première(プルミエール)」、「premiere」…オペラや映画などの「初日(しょにち)」、「初日の」
という感じでした。
①と②の意味は関係している感じですが、どちらも事前の「プレミア」のイメージとは違いますね。
これはどういうことか?と思い、Wikipediaやネットを調べてみると、
どうも英語の「premium(プレミアム)」の意味が、「プレミア」というカタカナ語に混じっているっぽいですね。
この辺りは、すでに詳しく説明している他サイト様があるので省きますが、
手元の英和辞典でも、英語の「premium(プレミアム)」には「ボーナス」とか「割り増し(わりまし)の」という意味が確認できたので、
「珍しいことで値段が高くなっている」→「値段が割り増し(premium)になっている」→「プレミア(premium)がつく」という感じかもしれません。
ただそうだとしても、既に「プレミア」という語に慣れてしまった感があるので、
「プレミアムがつく」と言い直しても、少し違和感がありますね。
なので英語辞典を調べた上では、
「『プレミア(premier)』と『プレミアム(premium)』は違う!」と言えるかもですが。
でも普段のよく聞く「プレミア」のイメージでは、
「(日本での)『プレミア』と『プレミアム』は一緒」という場合も多いかも?
ちょっとややこしいですが。
※
ところで、何かの「初め」は珍しく価値がある、という考え方もあります。
日本でも「初売り(はつうり)」とか「初鰹(はつがつお)」とか言いますしね。
なので例えば何かの「初日(première)」というのは、
好きな方にとって「割り増しの(premium)」価値があるかもしれません。
ちょうど日本でも「首相(premier)」がもうすぐ代わるので、
あまり政治に興味が無い方も、特に「初めの方」に注目してみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・プレミア【日本的な意味】:
・premier(プレミア):
・premium(プレミアム):
似てる単語:「prime(プライム)」*2
*1:「フランス語」や「フランス」については 10/22 生活:「青いチョコレート」の話! ~フランスの町「アンジェ」のチョコレート紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:英語の「prime(プライム)」については 10/3 学+英他:「小学校(しょうがっこう)」は「第1位」ですか? ~「prime(プライム)」、「primary(プライマリー)」、「primary school/小学校」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。