理科+英語+社会+体育の話―。
岸(きし)などを表す英語「shore(ショア)」と、
「岸がない」、「無限(むげん)の」などを表す語、「shoreless(ショアレス)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
調べ物をしている内に見つけた
「shore(ショア)」周りが面白かったので、その話を。
※
まず「shore(ショア)」とは、岸(きし)などを表す英語ですね。
(「岸(きし)」とは、陸地(りくち)が海や湖などに接している所ですね)
学校の英語ではあまり聞いた覚えはないですが、
サーフィン関係では、「オフショア」や「オンショア」といったものを聞いた覚えがあります。
さて、そんな「shore」ですが、関連語がちょっと面白かったりします。
というのも「shoreless(ショアレス)」という語が、
「無限(むげん)」という語に関わっていたりするからですね。
英和辞典によれば「shoreless(ショアレス)」は、
「岸のない」、「果てしない」、「無限の」といった意味を持っているようです。
英語の接尾辞(せつびじ)*1「-less(レス)」は「~がない」等の意味を表すので、
「岸(shore)がない(less)」→「shoreless」という感じではあるのですが。
しかしこれで「無限の」という、すごい意味を持つのが興味深いですね。
まあ勝手にイメージすると、例えば海で迷子になって陸を探しているときに、
「陸地が全く見えない」→「(視界に)岸(shore)がない(less)」
→「果てがない」→「無限の」
…みたいなことを、誰か思ったのかもですね。
(自分が陸側にいるときに「岸がない」というのも、よく分からないですし)
でも結局、由来は分からないですし、どちらにせよ字面(じづら)からは、
「『岸(shore)』が『ない(less)』と『無限(shoreless)』になるの…!?」って感じもして、面白いですね。
※
まあ上のことは割とジョークではありますが。
しかし上記の「shoreless/無限の」のように、
言葉には、時々意外な意味もあったりして面白いですね。
英語を学ぶ時はメインの意味や、有名な意味を意識しがちですが。
時々、載っている意味の最後、はじっこの方…
陸で言う「岸(shore)」みたいな所をチェックしてみても、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに和英辞典を見てみると、
「陸釣り(おかづり)」は「shore fishing(ショア・フィッシング)」や「shore angling(ショア・アングリング)」、
「沖釣り(おきづり)」は「offshore angling(オフショア・アングリング)」と載っていました。
(「陸釣り(おかづり)」は陸や岸で釣りをすること、
「沖釣り(おきづり)」は海の沖に船で出て、釣りをすることですね)
そこで改めて、英和辞典で「offshore(オフショア)」を調べてみたのですが、
「offshore(オフショア)」は「沖(おき)の、沖合(おきあい)の」「沖に(向かって)」と言った意味で、
反対語は「inshore(インショア)」と書いてありました。
「オフ」の反対が「オン」でなく、「イン」なのが興味深いですね。
(ちなみにこの「inshore(インショア)」は「海岸に近い」、「沿岸(えんがん)の」、「近海(きんかい)の」といった意味のようです)
ただネットで見ると、サーフィンにおいて「オフショア」の反対語は「オンショア」らしく、
また英和辞典にも「onshore(オンショア)」という語は載っていました。
意味は、形容詞では「陸に向かう」とか「陸上の」といった意味のようです。
なのでこの辺りの語の関係は、また改めて調べた方が良いかもしれません。
*1:言葉の後ろに付けるパーツ、「接尾辞(せつびじ)」については 2/16 英語:「full」と「-ful」 ~接尾辞(せつびじ)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。