のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

8/21 英+こころ:「ダーリン(darling)」は「大胆(だいたん)/darling」ですか? ~愛称(あいしょう)と「dare」の話~

 英語+こころの話ー。
 別に、恋愛漫画のように「恋人*1が、急に大胆に迫ってきて…!」という記事ではありません。残念


 恋人(こいびと)の間などで使う「ダーリン(darling)」という呼び方と、
 「大胆(だいたん)な」、などの意味を持った「darling」の話です。



 前置き。
 今日は8月21日、…8(は)・21(にい)の日、ということで、
 何か「ハニー」に関するネタを考えていたのですが。
 そういえば恋人同士で「ハニー」とか「ダーリン」とか言ったりしますが、
 ハニーはハチミツ(honey*2として、「ダーリン」の意味は?と思ったので調べてみました。


 …が、何故か、手元の英和辞書・和英辞典を見ても、「ダーリン」については載っていませんでした。残念。


 代わりに見つかったのは「darling(ダーリング)」という言葉。
 「大胆な」、「向こう見ずな」と言った意味を持っていますが、ちょっと違いますね。
 (ちなみに由来は動詞の「dare(デア)/あえて~する」です)
 和英辞典にもダーリン(恋人)は載ってないため、正確なスペルも不明です。


 そこで諦めてWikipediaを調べると、「ダーリン」について載ってました。
 スペルは「darling(ダーリン)」
 語源は古英語で「deor(親しい)+ling(「指小辞(ししょうじ)」)」ということらしいです。
 由来は違いますが、「大胆な」という意味の「darling」とスペルが一緒なのもちょっと面白いですね。


 Wikipediaによれば「指小辞(ししょうじ)」というのは「小さい」物を表す接辞(せつじ)であり、
 また愛情(あいじょう)や親近感(しんきんかん)を込めて使うこともあるようです。
 (例えば日本語だと親しみを込めて「~ちゃん」と言ったりしますが、そんな感じかもしれません)


 なので、「ダーリン(darling)」はまさに「親しい人」というのを、ちょっとかわいく呼んだ感じですね。


 ちなみに、「大胆な」の方の「darling(ダーリング)」にはネガティブ*3な意味もあります。
 「異常(いじょう)な」とか「衝撃的(しょうげきてき)な」というものですね。


 恋愛に関しては「愛の炎」などと言うほど、
 相手を求める気持ちは、それこそ「異常なまでに(darling)」強くなるかもしれないですが。
 でもその気持ちをそのまま押し付けて、相手を傷つけてしまう…というのは、ちょっと哀しいものです。


 その意味で「ダーリン(darling)」は「大胆(darling)」すぎない方が、いいのかもしれませんね。




 まあそんな感じで~。




関連用語:「壁ドン」*4、「デートDV*5、「ヤンデレ*6





追記
 ちなみに「ダーリン」は、日本だと女性から男性に使うことが多い呼び方のようですが、
 英語では特に男女の区別はないようです。


追記2
 ちなみに最近「東京ガス」様のCMで『うる星やつら』という作品のネタを使っていますね。
 あの作品でも、ヒロインが主人公のことを「ダーリン」と呼んだりしています。
 ちなみにCMに出ておられるのは「深田恭子(ふかだ・きょうこ)」さんや、「寺田心(てらだ・こころ)」さんなどの方々ですね。


追記3
 ちなみにカップルや恋人の間でさえ、「急に迫られて嫌な時」というのはあるようです。(※筆者は詳しくないです、すみません)
 なので、付き合ってもいないうちから急に迫ったりし過ぎると、より本気で嫌がられたり、相手を傷つけてしまったり、警察を呼ばれたり、逮捕されたりするかもしれないので気を付けましょう。
 ちなみにマンガとかでは、「こいつ、俺のこと好きやろ…!」みたいに勘違いして迫って、ガチで嫌がられるキャラがよく出てきたりします(※男女問わず)。
 そして主人公が現れて、怒られたり、相手を連れて行かれたりしてしまう…、と。

 まあこれはマンガの話ですが、特に初対面の人だと、相手の事情や心の内は分からないかと思います。
 実は相手が「本当に異性が怖い」とか「過去にトラウマがある」という場合もあるかもしれないので、たとえ大胆になるにしても、それ以上に配慮や愛情、思いやり、そして、嫌がられたらいつても途中で引ける用意と覚悟があるといいかなーとか思います。




◆用語集 (※人名等、敬称略)
・ダーリン:
 親しい人、恋人などへの呼びかけ。
 英語のスペルでは「darling(ダーリン)」。
 ちなみに漫画・アニメ作品『恋するシロクマ』の公式サイトによれば、ペンギンの「キャシー」のダーリンは「シャチ」らしい。種族が違う。なんというか、すごい。
 ちなみにゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアイドル「メアリー・コクラン」は、プロデューサーを「ダーリン」と呼んだりするようだ。
 関連用語:「カップリング」*7、「婿(むこ)」*8、「嫁(よめ)」


・darling(ダーリング):
 「大胆な」、「向こう見ずな」と言った意味を持つ英単語。
 ちなみに英単語には「during(デュアリング、ダーリング)」というものもあるが、こちらは「~(ある期間)の間」と言った意味。
 関連用語:「独断的(どくだんてき)」*9


・指小辞(ししょうじ):
 Wikipediaによれば、主に名詞(めいし)や形容詞(けいようし)につき、感情的に「小さい」「少し」といった意味を表す接辞(せつじ)らしい。
 英語では「diminutive(ディミニュティブ)」。
 世界の色んなところで使うものらしく、例えば日本の「一時間」の「小(こ)」というのも指小辞らしい。
 またイタリアの「スパゲッティ(単数:spaghetto)」も「spago(ひも)」という言葉に指小辞「etto」をつけたもののようだ。
 さらにそのスパゲッティに指小辞をつけた「スパゲッティーニ(spaghettino)」というものもあるらしい。これは細めのスパゲッティを意味するらしいが…なんというか、ダブル指小辞というか、ゲームで言うところの二重の進化(しんか)とかっぽくて面白い。


・接辞(せつじ):
 Wikipediaによれば、文法的(ぶんぽうてき)な機能(きのう)を担(にな)い、それ自体では語(ご)として自立(じりつ)しえない形態素(けいたいそ)のことである。難しい。
 まあメインの意味を持っている部分というよりは、飾りの言葉や、付属パーツ、みたいな感じかもしれない。
 英語では「affix(アフィックス)」。
 実は当ブログでも「接頭辞(せっとうじ)/prefix」*10、や「接尾辞(せつびじ)/suffix」*11については紹介したのだが、他にも「接中辞(せっちゅうじ)」、「接周辞(せっしゅうじ)」というものがあるようだ。
 ちなみに接辞がつく相手…つまりメインの意味を持ってたりする部分を「語基(ごき)」というらしい。
 関連用語:「辞(じ)」*12、「語幹(ごかん)」*13
 似てる語:「式辞(しきじ)」*14


・接周辞(せっしゅうじ)/両面接辞(りょうめんせつじ):
 Wikipediaによれば語の前後に付いて、語の意味を補ったり、変えたり、品詞を変えたりする形態素をいうらしい。
 例えば日本語の「お~になる」など(「伝える」→「お伝えになる」)
 またドイツ語では「ge- -t」は分詞形を作る接周辞であるらしい。例えば動詞「lieben」が「geliebt,」になったりするようだ。
 これは筆者の感想だが、語基を前後から挟む感じが、サンドイッチというか、ちょっと変形・合体ロボット感を感じる。




benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「恋人(こいびと)」については 5/6 歴+英:「ラバー(rubber)」は「こするゴム」ですか? ~「ゴム」と「消しゴム」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:英語で「honey(ハニー)」という「蜂蜜(はちみつ)」については 3/8 理+英:「ミツバチ」は生活を支えてる! ~ハチミツ、ハニカム、ローヤルゼリー~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:英語の「ネガティブ(negative)」については 11/18 こころ+英:「ネガティブ(negative)」も時には必要ですか? ~「negative」と「否定(ひてい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「壁ドン」については 4/25 社+国:「壁ドン」、「壁パン」、「マジ卍」! ~いろんな言葉の意味メモ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:デートDV」については 4/5 社+保+こころ:「AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間」の話メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:ヤンデレ」については 10/23 社+こころ:これは「日本(にほん)」ですか?それとも? ~「こんなん○○じゃない」って言いたくなる時のアレ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:カップリング」については 8/22 生+英他:「電車(でんしゃ)」は「カップリング」で動きますか? ~マンガ等の「カップリング」と「連結器(れんけつき)/coupling(カップリング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「婿(むこ)」、「嫁(よめ)」については 11/9 国+生他:「責任(せきにん)」を「お嫁(およめ)」に出しますか? ~「責任転嫁(せきにんてんか)」と「転嫁(てんか)/再びの嫁入り」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:一人で考えて決めがちな性格「独断的(どくだんてき)」については 1/5 理+英他:「ポジティブ(positive)」も時には不要(ふよう)ですか? ~「positive(ポジティブ)」と「陽性(ようせい)」、「ウィルス」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「接頭辞(せっとうじ)」については 6/21 英語:「接頭辞(せっとうじ)」/色んな「medi-」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「接尾辞(せつびじ)」については 2/16 英語:「full」と「-ful」 ~接尾辞(せつびじ)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:言葉、と言った意味を持つ漢字・単語「辞(じ)」については 8/22 国語:「辞書(じしょ)」の「辞(じ)」って何ですか? ~「辞」と「言葉(ことば)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「語幹(ごかん)」については 10/13 英+学+ゲーム:「ズル」して「100語」を覚えるゲーム!? ~自作ゲーム『ズルワード100』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「式辞(しきじ)」については 10/26 英+生他:「式(しき)」では「アドレス」が「飛び交い(とびかい)」ますか? ~「address(アドレス)/あいさつ、式辞(しきじ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。