社会+英語+国語の話ー。
「リムジンは、馬車*1にもバスにも変形できる!」的な話ではありません。
高級車(こうきゅうしゃ)のイメージも強い語「リムジン(limousine)」と、
そこに含まれるらしい、「馬車(ばしゃ)」や「バス」の意味の話です。
前置き。
昨日「limit(リミット)」について辞典で調べている時、
近くに「limousine(リムジン)」という語を見つけたので、その話を。
※
まずよく聞く「リムジン(limousine)」は、自動車の一種の印象ですね。
運転席(うんてんせき)と後ろの席の間に仕切りがあったり、
車体(しゃたい)が長かったりする、高級車(こうきゅうしゃ)のイメージです。
マンガやドラマ等では、お金持ちキャラが「リムジン」で移動する場面も多いため、
「リムジンと言えば高級自動車!」とか、
「庶民(しょみん)には手が届かなそうだな~」って感じもしますが。
でも調べてみると、全てがそういう訳でもないようです。
というのも、「リムジン」には「馬車」や「バス」の意味もあるようなので。
何でもWikipediaによれば、
「リムジン(limousine)」とはもともと馬車(ばしゃ)の形式の一つであり、
御者(ぎょしゃ)…運転手*2と客室(きゃくしつ)の間に仕切りがある、もしくは御者席が客室の外側にあるもののことらしいです。
つまり、昔は「リムジンといえば馬車」という時代があったわけですね。
そして日本には「リムジンバス」というものもあります。
これは例えば、空港(くうこう)と周辺をつなぐバスなどらしいのですが、
Wikipediaによれば「リムジンバス」は造語で、英語だと「limousine(リムジン)」で表せるようですね。
(また英和辞典の「limousine」の意味にも、リムジンバスが含まれていました)
なので上記のことを合わせると、
「『リムジン(limousine)』は『馬車』で『バス』(の場合もある)!」と言えるかもですね。
…「リムジン呼んだ」と言われて馬車が来たらビックリですが。
※
まあ高級自動車の「リムジン」に乗りたい方にとっては、
他の「リムジン(馬車)」や「リムジン(バス)」では物足りないかもですが。
でも、今まで「新型コロナウイルス」で、
海外旅行や観光がかなりストップしていたことを考えると。
空港と行き来する「リムジンバス」や、観光地での「馬車」に乗れることは、
実は今、かなり価値ある…ある意味「高級な」ことかもですね。
(※馬車は別にリムジン型ではないかもですが)
なので、「リムジン(バス)」や「リムジン(等の馬車)」に乗ることがあれば。
「『リムジン(高級自動車)』じゃないのか…」と思ってもいいかもですが、
「これもまた、高級な『リムジン』かも!」と思ってみると、
より楽しい気分になれるかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・リムジン【自動車】:
*1:「馬車(ばしゃ)」については 11/3 体+英他:「コーチ(coach)」は「先生(せんせい)」で「馬車(ばしゃ)」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「運転手(うんてんしゅ)」については 10/18 英語:「ドライバー(driver)」は「ドライバー(screwdriver)」を持ってますか? ~「運転手(うんてんしゅ)」と「ねじ回し」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「シャトルバス」については 6/10 生+英他:「シャトル」は「織物(おりもの)」に使うもの? ~色んな「シャトル」と「杼(ひ)/shuttle」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。