のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

11/17 社+英:「スタート」は「スタート」してますか? ~「start(スタート)」と「START/戦略兵器削減条約」の話~

 社会+英語の話ー。
 ダジャレ分が強いですが、意外と大事な内容だったりもします。


 「始める」などの意味を持つ英語「start(スタート)」と、
 それに似た響きの「START(スタート)」こと、
 「戦略兵器削減条約(せんりゃくへいきさくげんじょうやく)」の話を。



 前置き。
 昨日は「セレクト(select)」について書いたということで。
 今日はゲームのコントローラーで「セレクトボタン」の隣にあったりする、
 「スタートボタン」…ではなく、「スタート」という語の話を。


 まず「スタート(start)」とは、「始める」等の意味の英語ですね。
 日本でも「よーい、スタート!」というかけ声はよく使われますし、
 とても馴染んでいる感がある言葉ですが。


 そんな「スタート」の響きで、また少し違う言葉もあります。
 それが「戦略兵器削減条約(せんりゃくへいきさくげんじょうやく)」…、
 英語では「Strategic Arms Reduction Treaty(ストラテジック・ア-ムズ・リダクション・トリーティ)」
 略して、「START(スタート)」と呼ばれる物ですね。


 Wikipediaによれば、この「START」は「核兵器(かくへいき)の軍縮条約(ぐんしゅくじょうやく)」ということらしいですね(※以下では略して「核軍縮条約」と表記します)。
 アメリカ合衆国ソビエト連邦…今ではロシア連邦との間で結ばれているようです。
 ざっくり言うと「お互い、核兵器をちょっと減らそうぜ」ってことですね。
 まあ管理コストも凄そうですし、多すぎると危険そうですし。
 「START」は世界史の教科書にも載っていることが多いので、見てみるのも良いかもです。


 ちなみにこの関係の「核軍縮条約」は一つではなく、
 今まで「第一次戦略兵器削減条約(START I)」(1991年)、
 「第二次戦略兵器削減条約(START II)」(1993年)、
 そして名前の違う「モスクワ条約」(2002年)を挟んで、
 「新戦略兵器削減条約(新START)」(2011年)というものがあったようですね。


 これを「何度も条約が発効…スタートしている」と捉えると、
 何度も「『スタート(START/核軍縮条約)』が『スタート』している!」と言えるかもですね。


 ちなみに最後の「新START」、実は今年2021年の2月までが期限だったようです。
 なのでWikipediaによれば、2021年1月26日に、
 アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が電話会談して、
 「新START」を2026年2月までの「5年間」延長することで大筋合意した…、ということみたいですね。
 条約の延長、ある意味では「再スタート」した感じです。


 まあ上では「STARTがスタート」なんでジョークを書いてますが、
 「START」(核軍縮条約)がなければ緊張が増して、核戦争が起こるかも…と考えると、
 むしろ「STARTがスタート」できなかった場合が、すごくヤバそうですね。
 核兵器はいっぱいあるので、人類どころか地球が滅びそうです。


 長い間大戦争が起こらないと、昔の約束は忘れがちかもですが。
 それでも「『START』は『スタート(発効)』してますか?」というのは、
 時々確認した方がいい、大事な問いなのかもしれません。



 まあそんな感じで~。



◆用語集
・start(スタート):
 関連用語:「スターティング(starting)」*1、「オープニング(opening)」、「アバン/アバンタイトル*2
 関連記事:『始まりと終わりについての英語セブン』*3



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