体育+こころ+学習の話ー。
残念ながら「人の不幸を喜ぶなんていけないよ!」的な話ではありません。
ゴルフ*1コースの難しい砂場(すなば)、「バンカー(bunker)」と、
それに関するプレイヤーの心の「気のゆるみ」の話です。
前置き。
まず、ゴルフの「バンカー(bunker)」は、ゴルフコースの一部ですね。
Wikipediaによれば、周囲から少しくぼんだ砂地(すなち)といった感じの場所で、
そこに球(ゴルフボール)を入れてしまうと、脱出させるのが難しくなるようです。
(砂の上は打ちづらいですし、周囲が坂や壁っぽくなっているので)
ゴルフは「できるだけ少ない打数(だすう)でクリアする」のが目的なので、
抜け出すのが難しく、打数が増えがちな「バンカー」は厄介な存在ですね。
で、筆者はそんな「バンカー」について、
「入れてしまった本人はショック」位に思っていたのですが。
調べてみると、他のプレイヤーの心にも影響を及ぼしたりするようです。
というのもWikipediaによれば、
あるプレイヤーがバンカーに球を入れてしまった時に、
他のプレイヤーは「得をした」感情を持つことがあり、気がゆるみがち…ということが書かれていました。
(「シャーデンフロイデ効果」…人の不幸を喜ぶ心といった物も説明に使われていましたが、難しいのでここでは略)
そしてその後に、ゴルフをする人は平常心(へいじょうしん)が大事であるとか、
他の人がバンカーに入れても、影響されずプレーする能力が重要…といったことが書いてありました。
人のバンカー入りを見て少し「気がゆるむ」だけならまだしも、
それで自分のミスが多くなる、ということがあれば損ですね。
ゴルフは1対1より、多人数でプレーすることが多いようですし。
ある人のバンカー入りを喜んでいる内に、他の人に負けてしまうかもしれません。
「人の不幸は蜜の味」なんて、意地悪なことわざもありますが。
他人のバンカー入りによって自分のプレーも乱れるなら、
「『人の不幸は蜜の味』(だけ)でもない…!」なんてことも言えるかもですね。
むしろ、苦い経験になる場合すらあるかもです。
※
さて、1月というと「受験(じゅけん)」のシーズンでもありますが。
受験でも、上記の「バンカー入り」や「気のゆるみ」的なことはありそうですね。
他人が「上手くいってない」と聞いてほっとするとか、
「テスト勉強全然してないよ~」と聞いてほっとする、みたいな感じですかね。
それら自体は割と自然な気持ちかと思いますが、
それで自分の集中力がゆるんでしまうとしたら、損ですね。
なので、(時に競い合うような)他人の不幸を見たりした時は。
そこから気がゆるんでしまって、
自分自身が「バンカー(bunker)」のような脱出困難な所に入らないよう、
ちょっと気をつけておくと良いかもしれませんね。
そしてもし、相手と一緒に頑張れたら。
不幸を喜ばずとも、一緒に成功の「蜜の味」を味わえるかも?
まあそんな感じで~。
*1:スポーツの一種「ゴルフ」については 12/10 体+英他:「ゴルフ」に「悪魔(あくま)」は出てきますか? ~ゴルフの「ボギー(bogey)」と、「bogey(ボギー)/悪魔」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。