のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

2/9 理+英他:「エネルギー」は「滝(たき)」のように使えますか? ~「cascade(カスケード)」と「カスケード利用」の話~

 理科+英語+社会の話ー。
 「みんなでエネルギー*1を無駄づかいしようぜ!」という話ではありません。


 段々になった小さな滝「cascade(カスケード)」と、
 劣化していくエネルギーを質に応じて使っていく「カスケード利用」の話を。



 前置き。
 昨日「カスタード」について記事を書いた流れで、
 ふと「カスケード」という語を連想したので、その話を。


 まず英和辞典によれば、
 cascade(カスケード)」は、段々(だんだん)になった滝(の中の小さな滝)を指すようですね。
 一気に落ちるのではなく、途中でいくつか段を通りながら流れる滝…、その一部って感じのようです。


 「cascade」は英和辞典では「人工滝(じんこうだき)」という意味も載っていましたし、
 公園などにある「段々になった滝」をイメージすると分かりやすいかもですね。
 あと理科の教科書の「電流(でんりゅう)」や「電圧(でんあつ)」に関わるところでは、
 「段々になった滝」の図が出てくることも多いので、そちらを想像するのもいいかもです。


 で、そんな「カスケード」についてネットで調べていたら、
 「カスケード利用」という言葉があるのを見つけまして。


 Wikipediaによれば「カスケード利用(cascading)」とは、
 「資源やエネルギーを利用すると品質が下がるが、その下がった品質レベルに応じて何度も利用すること」…らしいです。
 例えば「火力発電」だと、その「熱」をまず発電に使い、次に動力(どうりょく)、冷暖房、給湯(きゅうとう)…というように、質に応じて使い分けていく感じのようです。
 発電に使い続けることはできなくても、別のことに使えるので回していく…みたいな感じですかね。
 何段階も使う、ということで多段の滝…「カスケード(cascade)」の語が使われているようでね。

  
 「何度も使う」というと、「リサイクル」の語も想像しますが、
 「リサイクル」が元と同じレベルで利用できているのに対し、
 「カスケード利用」は、レベルが下がりつつあるものを利用しているので、また違う物らしいです。
 (純粋な意味での「サイクル」…「循環(じゅんかん)」になっていないわけですね)


 しかし「滝」というと勢いよく流れ落ちるものも多いので、
 「『エネルギー』を『滝』のように使う!」というと、無駄づかいっぽいですが。
 「『エネルギー』を『(段々の)滝(cascade)』のように使う!」というと、
 むしろ「カスケード利用」でエコっぽい…と考えると、ちょっと面白いですね。


 さて、筆者は「再利用」というと「リサイクル」を想像するばかりで、
 「カスケード利用」については知りませんでした。
 「100%は元のレベルに戻せない物」、「質が下がっていく物」でも、
 その時の質に応じて使っていける…というのはエコな感じがしていいですね。


 なので、もし身近に「リサイクルしきれない物」とか、
 「使っている内に質が落ちてしまう物」があったとしたら。
 もちろんどこかで手放してしまうのもいいかもですが、
 「段々の滝(cascade)」のように使う「カスケード利用(cascading)」ができないか、少し考えてみてもいいかもですね。



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに教科書などで見た話なのですが。
 江戸時代には、着物(きもの)は大事にして何度も使い、
 使えなくなっても、雑巾や他の物に縫い直したりしていたらしいです。
 ちょうど上の「カスケード利用」に近い話の気もしますね。



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