体育+英語+数学の話ー。
スポーツのユニフォームについている「背番号(せばんごう)」と、
雑誌などの古い号を指す英語「back number(バック・ナンバー)」の話を。
割と思いつきのネタなので簡単に。
前置き、
まず「背番号(せばんごう)」とは、スポーツのユニフォームの背などについている番号ですね。
(同じ番号が胸などについている場合もあります)
「背番号○○番」というように、これによって選手が呼ばれることも多いですね。
一方で「バックナンバー(back number)」というと、
雑誌(ざっし)の古い号(古い巻)などのことですね。
図書館や本屋などで、昔の雑誌を取り寄せる時に聞く気がします。
体育会系っぽい「背番号」と文系っぽい「バックナンバー」、
関係なさそうにも見えますが、単語的にちょっと繋がりもあったりします。
というのも背番号を「背中の番号」と考えると、
「背中(せなか)」は英語で「back(バック)」、
「番号(ばんごう)」は「number(ナンバー)」とも言うので、
直訳すれば「back number(バック・ナンバー)」と呼べるかもしれないからですね。
なので場合によっては
「『バックナンバー(背番号)』と『バックナンバー(雑誌の古い号)』は違う!」と言えるかもです。
内容は当たり前ですが、ちょっと矛盾っぽくて面白いですね。
※
まあ和英辞典によれば、
「背番号」は「player's number(プレイヤーズ・ナンバー)」となっていたのですが。
でも英語をあまり知らない時に、「背中=back」という発想から、
「背番号」を「バックナンバー」と呼ぶことは、結構ありえそうな気がします。
ちなみに英和辞典によれば、
「back number(バック・ナンバー)」には「時代遅れの人」の意味もあるようです。
うかつに人に向けて言うと、悪口になってしまうかもですね。
「背番号」を指しながら言っている時は、誤解される可能性は低そうですが。
一応、英語圏でスポーツ観戦する時は、少し気をつけた方がいいかもですね。
まあそんな感じで~。
関連記事:『数を表す外国語セブン』*1
追記
ちなみに日本のロックバンドで「back number(バックナンバー)」という方々もおられます。
有名、かつ活躍しておられるので、記事中で記した「時代遅れの人」という意味は当てはまらないな…などと思っていたのですが、
Wikipediaを調べてみると、グループ名の成り立ちにはちょっと関係していたりするようです。
*1:記事『数を表す外国語セブン』については 6/17 数+諸外:「数(かず)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。