体育+英語の話ー。
「実はカーリングを観たことなくて…」という話ではありません。
氷の上で石を滑らせるスポーツ「カーリング(curling)」と、
その由来に関わっているようである単語「curl(カール)/丸める」*1などの話を。
(※「カーリング」については過去記事でも少し書きましたが、
今回、編集上の都合により、過去記事より内容を一部移転しました)
前置き。
北京オリンピックということで、冬スポーツについて調べていたら
「カーリング」周りが面白かったのでその話を、
※
まず「カーリング(curling)」とは、氷の上で「ストーン(石)」を滑らせるスポーツですね。
氷には円が描いてあるので、その中心にストーンをより近づけたチームの勝ち、という感じのルールです。
競技中、ブラシを使ってストーンの前を掃く動作が特徴的で、
過去にニュースで取り上げられたことも多い印象ですね。
で、今の「北京オリンピック」でも行われている「カーリング」なのですが。
ふと「名前を聞く割に意味や由来を知らないな…」と思い、調べてみました。
まず手元の英和辞典での「curling(カーリング)」の説明には、
①「『丸い石(curling stone)』を滑らせる」といったような記述がありました。
確かに「カーリング」で使う「ストーン」は丸い形ですね。
さらに調べてみると、「curl(カール)」には「丸める」という意味もあるようです。
過去記事でも書いたことのある、「髪の毛をカールさせる」という時などの「curl」ですね。
なので「-ing」を付けて、「丸まっている(curling)石(stone)」という感じでしょうか。
また一方、Wikipediaでは「カ-リング」の由来は不明とされていましたが、
ストーンに回転をかけておくと、速度が落ちるに従い(おそらく方向が)②「自然に曲がって(カールして)いく」…という話が書いてありました。
こちらも意味的に上記の「curl」だと思われますが、石の①「形」ではなく、石の②「動き」の話ですね。
もしかしたらどこかに答えはあるのかもですが、
今回調べた範囲では由来は不明でしたので、
「『カーリング』で『丸まっている(curling)』のは『形』なのか『動き』なのか?」…なんて事も思いますね。
もし形が由来なら、動きがカールしなくても「カーリング」と呼べますし、
もし動きが由来なら、石が丸くなくても「カーリング」と呼べることになりますね。
どちらが大事なのか、「カーリング」とは何なのか?と考えると、ちょっと難しい感じもします。
※
まあ、実際の由来は上の説とも違うかもですし、
細かいことは考える必要もないかもですが。
ただ上記「カーリング」の「形」や「動き」のように
「ある英単語の意味が、どこに関係しているか、どこを説明しているか」と考えるのは、
英語テスト…特に「英文読解」の勉強になりそうですね。
「-ing」系の単語は便利な分、色んなテストで出てきたりしますし。
なので、あなたがもし「カーリング(curling)」を観ることがあれば。
「この競技で『丸まっている(curling)』のはどの部分だ…?」
なんて考えてみるのも、面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにカーリングは「氷上のチェス」というそうですが。
英和辞典やWikipediaによれば、元々凍った池の上で石を滑らせていたようです。
そう考えると「池上(池の上)のチェス」とも呼べるかもですね。
さらに氷の下には水がある…という意味では、広い意味で「水上のチェス」とさえ呼べるかもしれません。
…まあ「水上のチェス」は、何の対策もなしだと色々沈んでいきそうですが。
◆用語集(※一部、過去記事より内容移転)
・カーリング:
スポーツの一種。
氷の上でストーン(石)を滑らせて、円の中に入れ、得点を競う競技。
「氷上のチェス*2」とも呼ばれているらしい。
関連用語:「ボッチャ」*3
*1:「curl(カール)」については 6/13 英+歴:色んな「カール」の話! ~「おやつ」・「人形(にんぎょう)」・あと「巻き髪」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「チェス」については 10/11 ゲーム:チェス、オセロ、将棋、+RPG! ~色んなスマホゲームの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:スポーツ「ボッチャ」については 8/1 体+ゲーム:「ボッチャ」、「ペタンク」、「ローンボウルズ」! ~(割と)みんなで遊べる球(たま)のスポーツ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。