のっぽさんの勉強メモ

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2/6 体+ドイ他:「極限(きょくげん)」は「更新(こうしん)」されますか? ~スキージャンプの「K点」の話~

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 体育+ドイツ語+英語+学習の話ー。


 競技の「スキージャンプ」でよく聞く語「K点(ケーてん)」と、
 その「極限点(きょくげんてん)」や「建築基準点(けんちくきじゅんてん)」としての意味の話を。



 前置き。
 筆者は昨日、「北京オリンピック」のスキージャンプを観ていたのですが。
 その中で「K点」という語が気になったので、その話を。


 まず「K点(ケーてん)」とは、スキージャンプを飛ぶ時の基準点の一つですね。
 コース上の下の方、選手がジャンプして着地する所にあります。
 スキージャンプでは美しく・長く飛ぶことが望ましいようなので、
 ジャンプ(の着地)がこの点を超えているかなどが評価されたりするようですね。
 なので、スポーツ実況などでは「K点超え」などの語を聞く気がします。


 ちなみに今のK点は、Wikipediaによれば「建築基準点(けんちくきじゅんてん)」というらしいです。
 この点を境にジャンプ坂の傾斜(けいしゃ)…角度が代わってるらしいので、それこそ「基準」になっている「点」だと思われます。
 またK点のKは「建築(kenchiku)のK」という訳ではなく、
 ドイツ語で建築基準点を意味する「Konstruktionspunkt(コンストラクツィオンスプンクト?)」 に由来するようです。
 これは英語では 「construction point(コンストラクション・ポイント)」となるらしく、
 英語の「construction(コンストラクション)」は「建築(けんちく)」*1
 「point(ポイント)」は「点(てん)」等の意味があったりします。
 こちらを参考にしても分かりやすいかもですね。


 さて「基準」と書かれると、
 「K点は超えて当然なのかな~」という感じもしますが。
 しかしかつての「K点」は、「極限(きょくげん)」や「危険(きけん)」を意味していたようです。


 というのもWikipediaによれば、かつての「K点」を指す語はまた違ったらしく。
 日本語で言うと「極限点(きょくげんてん)」で、「これ以上飛ぶと危険」な点とされていたようです。


 で「K」の意味や由来も違い、
 ドイツ語の「Kritischer Punkt(クリティシャー・プンクト)」 の意味…、
 英語で言う「critical point(クリティカルポイント)」 の意味であったようです。
 英語の「critical(クリティカル)」には「致命的(ちめいてき)な」という意味があるので、ヤバそうな感じがしますね。
 なので、昔は「ジャンプでK点を超えないように」調整されていたようです。


 ところがその後、技術の進歩などで「K点超え」が可能になり、
 K点は「極限点」という感じでもなくなったようです。
 かつての「K点(極限点)」に当たるものは、今はヒルサイズと呼ばれるようですね。


 そう考えると、かつて「極限点(K点)」だったものは更新されているわけで。
 「『極限(K点)』は更新される!」なんて言えるかもですね。
 「限界を超えた!」って感じで格好いい気もします。


 さて「限界を超える」という響き自体は格好良いのですが。
 かつてのK点が「選手の安全」のために設定されていたように、
 やたらと限界や極限を超えると、危ない可能性もあります。


 2月はまだまだ受験のシーズンかと思いますが。
 もし「自分の『極限』を超える勉強」ができたとしても、
 前日までに体力を使い果たし、試験に行けなくなっては本末転倒かと思います。


 スキージャンプの「K点」の話ではないですが。
 「自分の『極限』を超えるぜ!」と思うだけじゃなく、
 「これくらいまでは大丈夫そう…」という「基準点(K点)」を意識しておくのも、大事なことかも?



 まあそんな感じで~。




◆用語集
・K点:


・極限点(きょくげんてん):



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