生活+英語+社会の話ー。
「パイってのは投げてナンボなんだよ!」という話ではありません。
甘いカスタードクリームのパイ、「カスタードパイ(custard pie)」と、
その別の意味である「どたばた演技」、
そして「パイ投げ」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「カスタードパイ」というと、カスタードクリームのパイのことですね。
甘いカスタードクリームを入れて焼き上げたパイ、という感じです。
筆者は甘い物が好きなこともあり、
「カスタードパイ」というと「食べる物」という意識が強いですが。
しかし実は、昔はこれを「投げ合って」いたこともあったようです。
というのも英和辞典によれば、
「custard pie(カスタード・パイ)」という単語の意味に「どたばた演技」というものがありまして。
その説明として、「しばしばカスタードパイを投げ合ったことから」というようなことが書いてありました。
不思議な話もある物だ…と思い、ネットも調べてみたのですが、
残念ながらこの「カスタードパイを投げ合う話」は、今回は確認できませんでした。
しかしWikipediaによれば、「パイ投げ」自体は昔の映画や喜劇、お笑いなどでも行われていたようです。
特にアメリカでよく行われていたようですが、
筆者も昔の日本のお笑いでは、特にパイ投げを目にすることがありました。
これらは白い「クリームパイ」であり、辞典に載っていた「カスタードパイ」とは違いますが、
(カスタードはどちらかというと黄色のイメージですし)、
「カスタードパイ」を投げ合うこともあったかもしれません(※あくまで仮説ですが)。
なので上記の「パイ投げ」関連の人々、
また昔の「どたばた演技(custard pie)」をする人々にしてみると、
「『カスタードパイ(custard pie)』は投げ合うもの!」という感じだったかもですね。
…なかなかもったいない気もしますが。
※
今は、廃棄弁当なども「食品ロス」として捉えられることが多いですし、
「パイを投げ合う」ことは、昔ほど流行っていない気もしますが。
もしバレンタインデーなどで、「カスタード(custard)」の「パイ(pie)」を見たり、
あるいはお笑いなどで、「どたばたパイを投げ合う(custard pie)」場面を見ることがあれば。
「このどちらにも『カスタードパイ(custard pie)』が関わっていたのかも…」と考えてみると、
ちょっと歴史の変化や文化の勉強にもなって、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。