国語+フランス語*1の話ー。
別に「これからはフランスのお笑いの時代や!」というわけではありません。
お笑いなどでよく聞く言葉「コント」と、
その由来であるフランス語の「conte(コント)」についての話を。
暑いからかパソコンの回線が安定しないので、簡単に。
前置き。
国語辞典を読んでいると、偶然目にした「コント」周りが面白かったので、その話を。
※
まず日本で「コント」というと、お笑いの一種みたいな感じですね。
一人でしゃべるものというより、何人かでやる劇(げき)、みたいなイメージです。
カタカナ語ですが、もう「日本語」として聞き慣れた言葉ですね。
筆者などは、由来(ゆらい)も特に気にしていませんでしたが…。
そんな「コント」、実はフランスにルーツがあるようです。
Wikipediaによれば、「conte(コント)」とはフランス語で「短い物語(ものがたり)・童話(どうわ)・寸劇(すんげき)」を意味する言葉なのだとか。
元々の意味はあまり「お笑い」という感じではありませんが、日本では「お笑い」のイメージが強いですね。
昨日の記事で書いた「シヴァ→大黒天(だいこくてん)」*2のように、色々変化があったのかもしれません。
筆者はフランスに何となく「上品(じょうひん)」なイメージがあるので、
わいわい・がやがやなイメージのお笑いの「コント」とつながりがあるのは、意外で面白いですね。
(※まあ実際にはフランスにもお笑いがあるようなのですが)
※
ちなみに「コント」の元々のルーツを考えると
「コント」と口にするだけでフランス語をしゃべっている…と言えるかもしれませんね。
一気にグローバルな気分に!
まあそれでフランス語全体を話せるわけではないですが、ちょっと楽しいかもです。
興味のきっかけになるかもしれませんしね。
昔の物語や、お笑いのコントでは時々、
「周囲からはバカだと思われることを続けて、うっかり大成功しちゃう」みたいな話もありますが。
身近な「コント(conte)」の言葉をきっかけに、うっかりフランス語をマスターしちゃう…なんてことも、
物語(conte)っぽくて楽しいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
同じように日本でもよく使う「デビュー(début)」という言葉も、元はフランス語らしいです。
なので初めてコントをやる時に「コント・デビュー!」という言い方をすると、
実は「全部フランス語」と言えるかもしれません。なかなかすごいですね。
追記2(人名等敬称略)
ちなみにフランスには「オーギュスト・コント(Auguste Comte)」という社会学者・哲学者の方もおられるようです。
「ハーバート・スペンサー」という方と並んで「社会学の祖」と呼ばれる方らしいですね。
なのでそちらの学問を学ぶ人にとっては、それこそ「コント(Comte)と言ったらフランス!」という感じかもしれません。
追記3
ちなみに美術やテレビ撮影などで「コンテ」という言葉を使ったりしますが、これもフランス語らしいです。
*1:「フランス語」や「フランス」については 10/22 生活:「青いチョコレート」の話! ~フランスの町「アンジェ」のチョコレート紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:インド神話の神「シヴァ」や「大黒天(だいこくてん)」については 6/8 社+ゲーム:「七福神(しちふくじん)」には「破壊神(はかいしん)」がいる!? ~「大黒天(だいこくてん)」と「シヴァ」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。