のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/28 生+フラ他:カレーの「ルー」は「ルー(roux)」じゃない!? ~「ルー」、「バター」、「小麦粉(こむぎこ)」の話~

 生活+フランス語*1+社会の話ー。

 
 日本ではカレー*2やシチュー*3などでよく聞く言葉、
 「ルー(roux)」についての話です。



 前置き。
 筆者が国語辞典を読んでいると、
 「ルー」という言葉が面白かったので、その話を。

 まず、日本で「ル―」というと、「カレー」(カレーライス)関係のイメージがありますね。
 カレーの商品パッケージでも、「ルー」または「ルウ」といった言葉はよく見かける感じです、


 そんな「ルー」ですが、実は英語ではなく、フランス語らしいです、
 辞書やWikipediaによれば、「roux(ルー)」と書くようですね。
 …つい「ロウクス」とか「ルークス」と呼んでしまいそうになりますが、「ルー」と読むようです。


 そしてWikipediaによれば、「ルー」は「小麦粉(こむぎこ)をバターで炒めて調理(ちょうり)したもの」らしいです。
 カレーにとろみを出すために入れるらしいですね。
 またこれを入れて固めたものも、日本ではよく「ルー」や「ルウ」と呼ばれているようですね。
 (※Wikipediaによれば商品名は「ルウ」の方らしいです)


 しかし、よく考えると全部のカレーに小麦粉やバターが入ってるわけではありません。
 例えばいわゆる「スパイスカレー」などの場合だと、スパイスやバターは使ってても、小麦粉は入ってなかったりしますね。
 またそもそもバターも使ってない場合もあるかもしれませんし。
 なのでそれらの場合は、「ルー」という呼び方は余り合わないかもしれません。


 でも筆者のイメージだと「カレーのソース=ルー」みたいになっているので、
 「(スパイスカレーなどの)ルーは(小麦粉やバターの)ルーじゃない…!?」みたいになって、ちょっと混乱&面白い感じですね。


 あとよく考えたら小麦粉+バターのソースとしての「ルー(roux)」と、
 カレーの固形の「ルー」(ルウ)はまた違うものの気もするので、
 わりと「カレーのルーはルー(roux)じゃない!?」ということも言えるかもしれません。ルーがゲシュタルト崩壊してきました


 まあ呼び名の問題はなかなか難しいですが。

 ちなみにWikipediaによれば、日本に伝わったカレーはイギリス流のカレーだったようです。
 なので、今でも日本では、上記のような「ルー」…小麦粉+バターを使うカレーが多いのかもしれません。
 (茶色の外見の、いわゆる日本の「昔ながらのカレー」って感じですね)


 でも、Wikipediaによればイギリスにおいて、
 「フランス料理の影響から、小麦粉のルウでカレーにとろみを出す料理法が編み出された」といわれているようです、
 そしてそれが、後で本家のフランスに伝わったりしていると。


 そしてカレーが元々インドのものであると考えると、
 日本の(小麦粉などを使った)カレーには、実はインド・イギリス・フランス・日本の4か国が関わっていると言えるかもしれません。
 なかなか国際的ですね。 



 今度カレーを食べたり、また「ルー」や「ルウ」という言葉を見た時には、
 そんなことを思い出してみても、面白いかもしれませんね。
 カレーを通して、社会や言葉の勉強もできるかも?



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに上記の話とは関係ありませんが、
 アニメ『機動戦士ガンダムZZ』には、「ルー・ルカ」というキャラクタ―がおられるようです。





◆用語集
・小麦粉(こむぎこ):
 関連用語:「天ぷら(てんぷら)」*4、「バッター液」*5



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