生活+国語の話ー。
裁縫(さいほう)などの別名「針仕事(はりしごと)」と、
その他の色んな「針(はり)*1の関わる仕事」の話です。
前置き。
昨日はミシン*2や「裁縫(さいほう)」について書いたので、
今日は裁縫の別名「針仕事(はりしごと)」の話を。
※
まず「針仕事(はりしごと)」とは、裁縫(さいほう)や縫い物(ぬいもの)の別名ですね。
由来は裁縫の時に針(はり)を使うから、ということだと思われます。
「仕事」と言っても、特にお金を貰うとは限らず、
その意味で「力仕事(ちからしごと)」などに似た意味合いの気がしますね。
で、裁縫が「針仕事」と呼ばれるのに違和感はないのですが、
改めて考えると、針を使った仕事は他にも色々ある気がします。
例えば東洋医学では「鍼灸(しんきゅう)」というものもあります。
これは体のツボに(医療用の細い)針を刺す、という医療(いりょう)ですね。
仕事として行われているので、ある意味「針仕事」と言えるかもしれません。
また病院の「手術(しゅじゅつ)」では、
傷や切った所を、「針」と糸で縫い合わせたりもします。
他にも「アナログ時計」では「長針(ちょうしん)」や「短針(たんしん)」などがあり、
そして古い音楽機械の「レコードプレイヤー」では、
針がレコードをなぞることで、音楽を再生することができる仕組みです。
これらも「針の仕事(機能)」と言えるかもですね。
そう考えると広い意味では、
「『針仕事』は『裁縫』に限らない!」なんて言えるかも?
…まあ辞典の内容とは違うので、学校のテストではバツにされそうですが。
※
ちなみに今は安い服や布なども多いので、
穴が空いても縫(ぬ)って直さず、新しい物を買えばいい…となるかもですが。
ただそれも過ぎれば資源の無駄遣いになり、ゴミが多くなってしまいます。
最近の問題である、地球環境の悪化にもつながってしまいそうですね。
辛い状況に置かれることを「針のむしろに座る」(針のついた敷き物に座る)なんて言いますが、
地球環境が悪化すると、人類全体が「針のむしろ」的な状況になってしまうかも?
今は昔ほど、「針仕事」のスキルを身につける必要は無いかもですが。
「まあ現代でも、色んな所で『針』は『仕事』してるみたいだし…」と思い、
簡単な針仕事(裁縫)スキルを身につけておくのもいいかもですね。
ひょっとすると将来の「針のむしろ」を、事前に避けられるかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちょっと怖い話でもありますが、針は戦いや暗殺(あんさつ)に使われることもあります。
RPG系のゲームなどではよく武器として登場したりもしますね。
「毒針(どくばり)」という名称で出てくることも多いです。
なので暗殺者っぽい人が「針仕事をしてきたよ…」と言っていると、
それは裁縫ではなく、ちょっと物騒な内容かもしれません。
また針は麻酔(ますい)と組み合わせて麻酔針(ますいばり)にすることもでき、
そういう針を撃つための銃(じゅう)、というのもあったりします。
…某有名探偵マンガ・アニメでは、出番が多い気もしますね。
*1:「針(はり)」については 7/12 理+こころ:ハリネズミと人間、その「針(はり)」と「距離」 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ミシン」については 3/5 生+英他:全ての「機械(きかい)」は「ミシン」ですか? ~「ミシン」と「sewing machine(ソーイング・マシーン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。