生活(技術)+社会+国語の話ー。
学校の技術の授業などでも見る、
鉛(なまり)とスズ(錫)の合金(ごうきん)「はんだ(半田)」と、
「その名前の由来が諸説(しょせつ)ありすぎてよく分からない」話を。
前置き。
まず「はんだ(半田、盤陀)」とは、鉛(なまり)とスズ(錫)の合金(ごうきん)…つまり2つを合体(がったい)させた金属ですね。
これを熱して溶(と)かし、金属と金属の間を埋めてから固めることで、金属同士をくっつけるのに使われたりします。
(これがいわゆる「はんだ付け(はんだづけ)」ですね)
ちょうど金属の「接着剤(せっちゃくざい)」的な感じです。
この「はんだ」や、これを使う道具「はんだごて(半田ごて)」は
学校の技術・家庭科でも聞く語、また使う物だったりするので、
学生の皆さまにも、結構身近かもしれません。
そんな「はんだ」について、
ふと「名前の意味はなんだろう?」と思って調べてみましたが。
…最終的にはよく分かりませんでした。すみません。
というのも、「はんだ」の由来には色々な説があるようで。
Wikipediaによれば地名や人名、中国語が由来とか、
あるいは英語の「solder(ソルダー)」が由来では…なんて説も載っていました。
(この「solder」は今でも「はんだ」に対応する英語ではあるようです)
どれかが正解かもしれませんが、筆者には判断できない感じですね。
なので学校の先生に「『はんだ』って何ですか?」と質問したら、
多分「鉛(なまり)とスズ(錫)の合金だよ~」と答えてくれるかと思いますが。
でも「『はんだ(の由来とか名前の意味)』って何ですか?」という質問には、
なかなか答えるのが難しいかもしれませんね。
※
ちなみに「はんだ」や「はんだ付け」の歴史は古く、
Wikipediaによれば、紀元前3000年頃には「はんだ付け」が存在したと考えられているようです。
つまり「5000年以上」も前からあるということなので、びっくりですね。
「はんだ」は、何だか名前も素朴(そぼく)な感じがしますし
学校でも扱えるほど、お手軽ではありますが。
一方でその名前の由来は謎(なぞ)に満ちており、
その歴史は長く奥深い…と言えるのかもしれません。
なので、今度どこかで「はんだ」を見ることがあったら、
ちょっと色々調べてみるのも面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・はんだ(半田):
関聯用語:「糊(のり)」*1、「セロハンテープ」*2、「膠(にかわ)」*3、「セメント」、「joint(ジョイント)」*4、「ボルト(bolt)」*5
・はんだごて:
・はんだづけ:
*1:「糊(のり)」については 4/6 生+国:「のりしろ」を漢字で書けますか? ~「糊代(のりしろ)」と「代(しろ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「セロハンテープ」については 10/28 理+英:「セロハンテープ」=「セロテープ」ではない!? ~種類と商品名の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「膠(にかわ)」、「セメント」については 7/5 英語:「土嚢(どのう)」 is 「サンドバッグ!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「joint(ジョイント)」については 4/13 理+英他:あなたは「ジョイント」を持ってますか? ~「joint(ジョイント)」と「関節(かんせつ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「ボルト(bolt)」については 9/14 生+英:「ボルト」と「ボルト」は違いますか? ~色んな「bolt(ボルト)」と「volt(ボルト)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。