生活+国語の話ー。
クイズっぽいのにサブタイトルでネタバレしてますが。
手紙(てがみ)や紙の工作等で見る用語、
「のりしろ」についての話です。
前置き。
今日は4月6日…4(し)・6(ろ)の日ということで、
「のりしろ」という言葉を調べてみました。
※
まず「のりしろ」とは、「のり(糊)」を塗るための部分、スペースですね。
主に手紙・封筒(ふうとう)関連や、
紙(かみ)を使った工作(こうさく)の時によく見る気がします。
一応説明しておくと、紙同士を貼るためには「重なり合う」場所が必要になります。
なので、例えば「3cm」の紙と「3cm」の紙を合わせて「6cm」にしたくても、
重なった部分だけ減ってしまうので、「6cm」に足らなくなってしまう訳ですね。
そのため、最初から重なり合う部分として、余分に多い「のりしろ」の部分を作っておく感じです。
そんな、割と知っている人が多そうな「のりしろ」ですが、
ふと「漢字ではどう書くんだ…?」などと思いまして。
さて、皆さまは分かりますでしょうか?
…まあどちらでも大丈夫なのですが。
辞典などで調べたところ、「糊代(のりしろ)」などとなっておりました。
なんでも手元の国語辞典によれば、
「代(しろ)」の意味の1つに、「何かのために取っておく場所」という意味があるらしいです。
(「代(しろ)」には他にも色々意味があるようです)
なのでまさに、「『糊(のり)』のための『代(しろ)』(場所)」→「糊代(のりしろ)」という感じですね。
※
改めて確認してみると当たり前な感じもしますが。
でも筆者は、普段「のりしろ」というひらがな四文字でイメージしていたので、
漢字は分かっていませんでしたね。反省です。
さて、近年は紙の手紙より、電子メールやメッセージが多く使われ、
また工作でも「3Dプリンター」や、優れた素材も多い印象です。
そのため「紙」に触れること自体も昔よりは減り、
「のりしろ」という語に出会う機会も減っているかもですね。
でも、学校ではまだ紙工作などをする機会があり、
「のりしろ」という言葉にも出会いやすいかもしれません。
もしその時「のりしろ」と「ひらがな」で書かれていたら、
「これ、漢字では『糊代(のりしろ)』と書くんだよな~」なんて思ってみても、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・のりしろ(糊代):
・糊(のり):
英語では「paste(ペースト)」*1、「glue(グルー)」など。
関連用語:「シール」*2、「ラベル」*3、「セロハンテープ」*4、「膠(にかわ)」*5、「セメント」、「はんだ」*6
*1:「paste(ペースト)」については 12/7 生+情他:「のり(糊)」は「ネット」でも使いますか? ~「のり(糊)/paste(ペースト)」と、ネット等の「ペースト(paste)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「シール」については 7/13 英語:「封印(ふういん)」はそこらに溢れてる!? ~「封印」と「シール(seal)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ラベル」については 6/24 音+英:音楽の「レーベル」と「レコード」の関係! ~再生される黒い円盤~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「セロハンテープ」については 10/28 理+英:「セロハンテープ」=「セロテープ」ではない!? ~種類と商品名の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「膠(にかわ)」、「セメント」については 7/5 英語:「土嚢(どのう)」 is 「サンドバッグ」!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「はんだ」については 8/30 生+社他:そういえば「はんだ」って何ですか? ~合金(ごうきん)の「はんだ(半田)」と、色々な由来の説の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。