社会+英語+理科の話ー。
別に「みんなで雑になろうぜ!」という話ではありません。
マイナスの印象もある「雑(ざつ)」という語を入口に、
「hybrid(ハイブリッド)/雑種(ざっしゅ)」や、
「ハイブリッドカー」などの話を。
前置き。
昨日は「きれい」とか「汚い」などについて書きましたが。
その流れで「雑(ざつ)」という語を思い出したので、その話を。
※
まず「雑(ざつ)」というと、複数の物がごちゃっとしているイメージですね。
意味はいくつかあるようですが、
例えば「あまり整理されていない」「入り乱れている」印章もあります。
例えば「雑種(ざっしゅ)」、「扱いが雑」、「料理が雑」というとマイナスな感じなので、
「雑」全体も、あまりほめ言葉ではない感じがします。
一方で対義語(たいぎご)っぽい「純(じゅん)」は褒め言葉っぽいですね。
こちらは「混じりけが無い」とか「自然のまま」という意味を持つようです。
例えば「純粋(じゅんすい)」や「純情(じゅんじょう)」などの語もあり、「きれいな」感じもします。
なのでこう書くと「雑より純の方が良い」と思われるかもですが、
意外にも現代では、「雑」が求められることも多かったりします。
というのも「hybrid(ハイブリッド)/雑種(ざっしゅ)」という言葉があるからですね。
英和辞典によれば「hybrid(ハイブリッド)」は、
「雑種」や「交配種(こうはいしゅ)」、「混血児(こんけつじ)」などの意味を持つ語のようです。
そして近年は自動車の「ハイブリッドカー/ハイブリッド車」という語も聞きます。
これはWikipediaによれば、2つ以上の種類のエンジンを持つ自動車を指すようです。
例えば今まで自動車の燃料は「ガソリン」が多かったですが、それを「電気(でんき)」や「水素(すいそ)」でも動かせるようにしている訳ですね。
ガソリン車や電気自動車等を、掛け合わせた「雑種(hybrid)」になる訳です。
今、ガソリン車や電気自動車など、燃料が1種類…「純」なものだけでなく、
「雑種(hybrid)」である「ハイブリッドカー」も作られているということは、
「時には『雑(hybrid)』さも役立つ!」ということなのかもですね。
…別にハイブリッドカーが、「雑な(手抜きの)」作りという訳ではありませんが。
※
ちなみにCO2…二酸化炭素などによる地球温暖化を考えると、
ガソリンエンジンもある「ハイブリッドカー」より、
排気ガスを出さない「電気自動車」などをオススメするべきなのかもですが。
ただ電気自動車は、電気を充電できない時に動かない、という弱点もあります。
そしてガソリン車も同様の問題(ガソリン切れで動かない)がありますが、
電気・ガソリンどちらかで動ける「ハイブリッドカー」なら、両方が同時に切れない限りは動かせますね。
災害・物資不足の状況でも動かしやすいかも、というのは強みかもしれません。
まあ筆者も詳しくないので、何が良いかは分かりませんが。
もし「ハイブリッド(hybrid)/雑種」ってちょっと良いかも、なんて思ったら、
「時には『雑(ざつ)さ』も役立つのか~」と思ってみても、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
異なる物を組み合わせる事に関しては、
「交雑(こうざつ)」や「交配(こうはい)」などの語もあります。
これらを反映したゲームもあり、
例えば『ファイナルファンタジー14』(FF14)には「交雑」、
『どうぶつの森』シリーズには「交配」の語が出てくるようですね。