2/13 理＋国他：「三枚（さんまい）」の「畳（たたみ）」の「時代（じだい）」ってなーんだ？　～「三畳紀（さんじょうき）」と「重畳（ちょうじょう）」の話～

　理科＋国語＋社会の話ー。
　クイズと見せかけて、サブタイで即ネタバレしていますが。

　今から２億年以上前の地質時代、「三畳紀（さんじょうき）」と、
　その名前の由来に関わるらしい、「重畳（ちょうじょう）／重なること」の話を。

　前置き。
　昨日「三角巾（さんかくきん）」*1について調べている途中、
　「三畳紀（さんじょうき）」という語が目に入ったので、その話を。

※

　まず「三畳紀（さんじょうき）」とは、時代区分の一つですね。
　Wikipediaによれば、現在から約2億5190万年前～約2億130万年前の「地質時代（ちしつじだい）」らしいです。
　（「地質時代（ちしつじだい）」とは、文献がないので地質から判断された時代のことのようです）
　当時の生き物は、例えばアンモナイトや恐竜（きょうりゅう）*2の一部がいたりしたようですね。

　で、筆者も詳しくないなりに、名前を知っていた「三畳紀」ですが。
　ふと「何故『畳（たたみ）』*3という字が入っているんだ…？」、
　などと思ったので調べてみました。
　（「畳（たたみ）」は、日本でよく使われる、床に敷く物の一種ですね）

　Wikipediaによれば「三畳紀（さんじょうき）」は、
　南ドイツで発見された地層（ちそう）*4で、「①赤色の砂岩（さがん）、②白色の石灰岩（せっかいがん）、③茶色の砂岩と堆積条件（たいせきじょうけん）の異なる３層*5が重畳（ちょうじょう）していたことに由来する」…とのことです。
　（※上記「①②③」は見やすさのために筆者が付け足した物なので、ご注意を。すみません）

　また国語辞典やネットによれば、
　「重畳（ちょうじょう）」は「重（かさ）なる」ことを意味するようなので、
　「三畳紀」は「『三』つの種類の層が重なって（重『畳』して）いた（ことが、名前の由来の）時代（『紀』）」ということですね。

　なので別に「三畳紀」自体は、日本の「畳（たたみ）」とは関係なさそうですが。

　でも「三畳紀」という名前的には、
　「『三枚（さんまい）の畳（たたみ）』の『時代（紀）』ってなーんだ？」みたいなクイズも出せそうですね。
　…まあ実際には畳は無かったでしょうから、あとで解答者に怒られるかもですが。

※

　まあ、上記のことはわりとジョークですが。
　しかし今回の「三畳紀」のように、
　なんとなく名前は知っていても、意味は知らない語は結構多そうですね。

　例えば「三畳紀」の後には、
　映画などでも有名な「ジュラ紀」があるようですが、
　この「ジュラ紀」の「名前の由来を知っている人」は、あまり多くなさそうですし。
　（Wikipediaによるとスイス・フランスにある「ジュラ山脈」が由来のようです）

　もちろん、全部の語の意味を知る必要は無いかもですが。
　でも例えば小さな子に「『三畳紀』って『畳』があった時代なの？」と聞かれた時、
　「いやいや、それは『重畳』って言葉にかかってるらしいよ」と、
　自信を持って答えられると、ちょっと楽しいかもですね。

　まあそんな感じで～。

◆用語集
・三畳紀（さんじょうき）：
　関連用語：「パンゲア」*6、「パンサラッサ」

・地質時代（ちしつじだい）：
　関連用語：「歴史（れきし）」*7、「原生代（げんせいだい）」*8、「古生代（こせいだい）」*9、「中生代（ちゅうせいだい）」、「白亜紀（はくあき）」*10、「示準化石（しじゅんかせき）」*11、「示相化石（しそうかせき）」、「発掘（はっくつ）」*12、「過去（かこ）」*13、「古代（こだい）」*14、「古墳（こふん）」、「世代（せだい）」*15、「マントル」*16
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