英語+国語の話―。
別に「載ってないから、この辞書は欠陥品だ…!」的な話ではありません。
「終わり」などを表す英語「the end(ジ・エンド/ジ エンド)」と、
それの間違い…っぽくもあるのですが辞書(じしょ)に載ってたりする、
少しちゃかした表現らしい「ザ エンド/ザ・エンド/the end」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
※筆者は文字では、半角(はんかく)(例:「ア」)より全角(ぜんかく)(例:「ア」)のサイズが好きなので、
アルファベット系以外はそちらに統一するクセがありますが。
今回は国語辞典において「ザ エンド」という風に半角スペースが空けられていたため、それに従っています。
前置き。
まず、学校などで習う英語の話をすると、
英語の「the」は、母音(ぼいん)…つまり「あいうえお」の前では「ジ(the)」と発音し、
それ以外の音の前では「ザ(the)」と発音する、と習うように思います。
なので、例えば「the end(エンド)/(作品などの)終わり」の場合、
「the」は「e(エ)」という母音の前にあるので「the(ジ)」と発音し、
「ジ・エンド/ジ エンド(the end)」となる…という感じかと思います。
そのため「the end」を「ザ エンド」というと、
学校では間違いとされそうですし、何なら「そんな物はない」とも言われそうですが。
ところが、筆者の手元の国語辞典には「ザ エンド」が載っておりました。
そこには「物事の終り(終わり)」、「おしまい」、「ジ エンド」などの意味が書かれ、
そして「少しちゃかした表現」と書かれていました。
(「ちゃかした(茶化した)」というのは、少しふざけた、からかった、などの意味ですね)
なので、おそらくは、
「『the end(ジ エンド)』の発音をわざと少し間違えた表現をする
→少しちゃかした表現としての『ザ エンド(the end)』になる」
…という感じかと思われます。
(※ただしあくまで筆者の仮説なのでご注意を)
なので多分、通常の英語では「the end」は「ジ エンド」と読む方が正しそうですが、
でもその「少しちゃかした表現」である「ザ エンド」も辞典・辞書に載っているというのは、なんか面白いですね。
※
ちなみに「ザ エンド」は筆者の和英辞典には載っていなかったので、
全部の辞書に載っている訳では無さそうですが。
さて、あなたの辞書に「ザ エンド」は載っているでしょうか?
あるいは、学校や図書館の辞書ではどうでしょう?
もちろん載っていてもいなくても、良いと思いますが。
でも気になったら、色々な辞書を見て、
「『ザ エンド』載ってるかな~」と探してみるのも、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに辞書を引く…使う時は、
「正しいこと/唯一の答え」を知ろうとすることが多い気もしますが。
でも今回のように、たまには「間違ってるっぽい方の答え」とか、
「正しい物を少しちゃかした表現」を調べてみる、というのもまた面白いかもですね。