国語+生活の話ー。
他の人より早く何かをする時の表現、「一足お先(ひとあしおさき)」と。
靴(くつ)などを数える時の単位、「一足(いっそく)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「一足お先(ひとあしおさき)/一足先(ひとあしさき)」とは、誰かより先(さき)に何かをすることですね。
例えば「一足お先に帰(かえ)らせて頂(いただ)きます」というと、
他の人より、ちょっと早く帰る…みたいな感じです。
また国語辞典によれば「一足(ひとあし)」という語は、
足の「一歩分(いっぽぶん)」の距離(きょり)を表すのにも使われるようです。
なので、「人より一歩分くらい、ちょっと早く」→「一足お先」みたいな感じですかね。
で、「一足お先(ひとあしおさき)」に使われる漢字はあまり難しくないので、
読み方を知ったなら、次から読むのも難しくなさそうに思えますが。
しかし実は、意外と読み間違える場合もあるかもしれません。
というのも、「一足(いっそく)」という言葉もあるからですね。
この「一足(いっそく)」とは、靴(くつ)や靴下(くつした)の単位(たんい)としても使う言葉ですね。
例えば靴の左右(さゆう)のセットを合わせて「一足」という感じです。
なのでもし、自分が靴屋(くつや)の店主と知り合いで、
「来週(らいしゅう)に発売予定の靴を一足、みんなよりお先に頂(いただ)いた」なんてことがあれば、
「『一足(いっそく)お先(おさき)』にもらった」という場合もあり得るかもしれない訳です。
(あくまで例えなので、『一足お先(いっそくおさき)」は筆者の半造語みたいなものですが)
なので、もし国語のテストのある文章(ぶんしょう)の一文について、
「この(文章の中の)『一足お先』を読めますか?」というクイズが出てきたら。
実は(この場合は)「一足お先(いっそくおさき)」の方が答えで、
「一足お先(ひとあしおさき)」の方が読み間違い、という場合もありえるかもですね。
※
まあ、大体の場合「一足お先」は「ひとあしおさき」で、
実際にややこしい…ということはあまりないかもですが。
でも、「一足お先」という一つの言葉について、
実は二通りの読みができるかも、というのはちょっと面白いですね。
こういった言葉は、探したら他にもあるかも?
なのでクイズ好きな方はちょっと調べてみると、
他の方より、「一足お先(ひとあしおさき)」にネタを見つけられるかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・一足お先(ひとあしおさき)/一足先(ひとあしさき):
関連用語:「長丁場(ながちょうば)」*1
*1:「長丁場(ながちょうば)」については 3/9 国+英他:「長丁場(ながちょうば)」といえば「ストレッチ」ですか? ~「長丁場/long stretch(ロング・ストレッチ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。