のっぽさんの勉強メモ

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9/7 英語:色んな「shift(シフト)」の話! ~バイトの「シフト」、「タイムシフト」、「パラダイムシフト」~

 英語の話ー。


 アルバイト*1の「シフト」や「タイムシフト」、「パラダイムシフト」など
 英単語の「shift(シフト)」に関わる用語の話です。


(※本記事中、人名等敬称略)


 前置き。
 先日、現場で「タイムライン」とか「タイムシフト」と言った言葉を聞いたので、
 その中の「shift(シフト)」という言葉について話を。



 まず辞書で「shift(シフト)」という英単語を調べると、
 動詞では「移す」、「変える」、「取り替える」などの意味でした。
 また名詞では「変更(へんこう)」、「交替(こうたい)」、「勤務時間(きんむじかん)」などの意味を持っているようです。
 仕事や「アルバイト」などでも「シフト」という用語を使ったりしますが、
 この名詞の「shift」の意味に関係している感じですね。


 で、本記事の最初に書いた「タイムシフト(time shifting, timeshifting)」とは、
 テレビやインターネットの放送(ほうそう)*2を、自分の都合のいい時間に見られるサービスのことですね。
 「time(タイム)」が「時間(じかん)」のことなので、まさに「(放送の)時間を移す、ずらす」サービスだと言えます。


 ちなみにこれについて筆者は動画サイトの専用チャンネルなどをイメージしていたのですが、
 それだけではなく、手元での「録画(ろくが)」などもこれに含まれるようです。
 なので先日書いた「VTR」や「ビデオテープ」による録画もここに入るわけですね。
 (つまり番組を、本来の放送時間からずらしてみられるなら「タイムシフト」みたいな)
 そう考えると割と昔からある方法、と言えるかもしれません。


 またちょっと難しい言葉では「パラダイムシフト(paradigm shift)」という言葉もあります。
 これはWikipediaによれば、「ある分野や社会で当然と思われていたことが変わる」みたいな感じです。
 例えばWikipediaでは天動説に対しての「地動説(ちどうせつ)」の登場や、ダーウィンの「進化論」などが紹介されていました。


 本来の「パラダイム(paradigm)」は「規範(きはん)」…つまり「ルール」みたいなちょっと違う意味らしいのですが、
 段々言葉の意味が広がって、今の「パラダイムシフト」というと「『考え方』や『常識』の大変化」みたいに捉えられているらしいです。



 「shift(シフト)」一つについてもいろんな言葉があるものですね。
 ちなみに過去記事でも紹介したように、
 古代ギリシャには「パンタ・レイ(万物は流転する)」という言葉があり、
 日本にも『方丈記(ほうじょうき)』*3の「ゆく川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず」とか、『平家物語(へいけものがたり)』で有名な「諸行無常(しょぎょうむじょう)」という言葉があります。


 言わばすべてのものは、常に変化(shift)している…と言えるかもしれません。
 良いことも悪いこともあるでしょうが。
 その中でもできれば未来を良い方に、取り換え(shift)していければいいですね。



 まあそんな感じで~。



追記
 ちなみにファンタジーなどには「シェイプシフター(shape sifter)」というモンスターがいたりします。
 これは自分の姿(すがた)を色んな形に変える怪物(かいぶつ)ですね。
 「姿(shape/シェイプ)」を「変える者(shifter/シフター)」というわけです。

 ちなみに昔、野球の世界では「王(おう)選手」に対する「王シフト」というものがあったそうです。


追記2
 ちなみに冒頭(ぼうとう)に書いた「タイムライン」とは、いろんな人の投稿(とうこう)*4を時間順に見られるサービスのことですね。







◆用語集
・shift(シフト):
 動詞では変化する、変わる、移す、などの意味を持った英単語。
 パソコンなどのキーボ-ドの「Shiftキー」などで見かける言葉でもある。
 カタカナ語でも「シフト」というのはよく使う印象。書籍『ビジネスモデル 見るだけノート』の中でも使われていたので、ビジネスでも使ったりするようだ。
 関連用語:「賄い(まかない)」*5


・シフト【バイト】:
 関連用語:「三度飛脚(さんどびきゃく)」*6


タイムシフト((time shifting, timeshifting)):
 時間をずらすこと。特に本文に書いたように、番組などを、本来の放送時間からずらして見られるようにすること。
 関連用語:「ストリーミング」、「中継放送(ちゅうけいほうそう)」*7、「中継(ちゅうけい)」、「リレー放送」


パラダイムシフト(paradigm shift):
 広い意味では、それまでの常識(じょうしき)などが大きく変わること。
 ちなみにゲーム『スーパーロボット大戦Z』において「パラダイム・シフト」という章(あるいは戦闘ステージ)があるようだ。


パラダイム(paradigm):
 元々は科学者・哲学者の「トーマス・クーン」という人物が提唱(ていしょう)…唱えた概念(がいねん)。
 ちなみに昔のロボットアニメ『THE ビッグオー』は、記憶を失った町「パラダイムシティ」という都市が舞台の物語らしい。
 また昔(1997年)のゲーム『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では「パラダイムX」という仮想空間が登場していたりする。ここにはすでに「VR(ブイアール)」などの単語が登場しており、筆者としてはすごいと思ってしまう。
 関連用語:「イデオロギー*8、「主義(しゅぎ)」、「思想(しそう)」、「イドラ」*9
 似てる言葉:「paragon(パラゴン)/規範」*10


・「トーマス・サミュエル・クーン(Thomas Samuel Kuhn)」:1922年 - 1996年。
 アメリカ合衆国の哲学者、科学者。
 ちなみにWikipediaによれば、パラダイム概念については否定的が人々が複数おり、論争が起こった様子。その中にの一人には「ファイアアーベント」という名前の方もいる。名前がカッコいい。
 ちなみに「クーン」と聞くと筆者は昔のゲーム『サガフロンティア』の主人公の一人「クーン」を思い出してしまう。が、特に関係はない。


・シェイプシフター(shape shifter)【ファンタジーなど】:
 ファンタジー等にいる、姿を変える怪物。
 特に、単に姿を変えるというよりも、ある他の物の姿を写し取ることができる場合、あるいはそのバリエーションがとても多い場合などをいう。
 そのため、RPGなどの「何段階か変身*11形態を持つボス」などは、ここでいう「シェイプシフター」の例にはあまり当てはまらないかもしれない。
 ちなみに具体的にこの名前を持たなくとも、自由に姿を変える怪物は結構いる。例えば『不思議の国のアリス*12などの童話など。そのため広い意味での「シェイプシフター」はいっぱいいると言えるかもしれない。
 ちなみにRPGなどのゲームなどでは主人公やヒロインの偽物(にせもの)が結構出てきたりもする。
 ちなみにシェイプシフターの中には化けた相手の「記憶(きおく)」を読み取ったりするものもいるのだが、そのせいで身も心も変身した相手になってしまったり、区数の記憶を得て「自分とは何だ…?」となってしまう場合も、ゲームや漫画とかであったりする。変身のし過ぎにはご用心。
 ちなみにゲーム『サガフロンティア』では、味方のモンスターは、倒した敵の能力を吸収し、違う姿に変身したりする。そのため、わりとシェイプシフター的と言えるかもしれない。
 シェイプシフターに似た怪物などには、「ドッペルゲンガー」などもいる。
 宝箱に擬態(ぎたい)する怪物「ミミック」なども、これに近いものと言えるかもしれない。また「スライム」*13もその柔軟な身体を活かし、他のものの形を真似たりすることもある。
 また現代ホラー『クトゥルフ神話*14の邪神「ニャルラトホテプ*15は、千の姿を持ち、自由自在にその姿を変えるという。
 関連用語:「変形(へんけい)」*16、「顔(かお)」*17、「アイデンティティ」、「アバター*18、「コピー」、「整形(せいけい)」、「可逆(かぎゃく)」*19、「不可逆(ふかぎゃく)」


ドッペルゲンガー【オカルトなど】:
 自分とそっくりの姿、顔をしているという存在、怪物(?)。
 「ドッペルゲンガーに触れると死ぬ」、「ドッペルゲンガーが死ぬと本人も死ぬ」など、いろんな話がある。
 関連用語:「アルターエゴ」*20



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*1:「アルバイト」については 3/30 国+ドイ他:「アルバイト」といえば「論文(ろんぶん)」ですか? ~「アルバイト」と「Arbeit(アルバイト)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「放送(ほうそう)」については 4/25 英+国:「再放送(さいほうそう)」についての話 ~「broadcast」と「rebroadcast」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:方丈記(ほうじょうき)』や「ストリーミング」については 11/24 英+国:stream/ゆく川の流れはストリーミングですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「投稿(とうこう)」については 10/5 英+国他:「投稿(とうこう)」は「寄付(きふ)」で「貢献(こうけん)」ですか? ~「contribution(コントリビューション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「賄い(まかない)」については 3/29 国+英:「搭乗券(とうじょうけん)」は「まかない付きカード」ですか? ~「boarding card(ボーディング・カード)」と「boarding(ボーディング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:月に三度、江戸、京都、大坂の間を配達していたという「三度飛脚(さんどびきゃく)」については 9/17 社+国他:「三度笠(さんどがさ)」は「シフト」を表してますか? ~「三度笠(さんどがさ)」と「三度飛脚(さんどびきゃく)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「中継放送(ちゅうけいほうそう)」、「中継(ちゅうけい)」、「リレー放送」については 4/12 体+英他:「リレー」は「中継(ちゅうけい)」の「競争(きょうそう)」ですか? ~「relay(リレー)」と「中継放送(ちゅうけいほうそう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:イデオロギー」や「主義(しゅぎ)」、「思想(しそう)」については 9/6 社+英:政治(せいじ)とかの「主義(しゅぎ)」に関する英語+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「イドラ」については 3/24 歴史:「ベーコン」が今の世界を作った!? ~ロジャーとフランシス、二人の「ベーコン」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:規範(きはん)などの意味を持つ英語「paragon(パラゴン)」については 1/11 国+英他:あなたは「成人(せいじん)」の「パラゴン」ですか? ~「鑑(かがみ)」と「paragon(パラゴン)」と「成人の日」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「変身(へんしん)」については 7/30 理+英:岩石の英語名 ~イグニス・奈落・変身~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:不思議の国のアリス』については 12/25 英+社:クリスマスの「キャロル」と「カロライナ」(州)の話! ~「carol」と「Carolina」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「スライム」については 1/6 理科:圧力(あつりょく)/点・線・面と、物理攻撃の話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:現代ホラー『クトゥルフ神話』については 8/3 学習:ゲーム/テストの点数がキャラを強くする!? ~点数反映ゲーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:現代ホラー『クトゥルフ神話』の邪神「ニャルラトホテプ」については 9/23 ゲーム:簡単ゲームプレイメモ ~『クトゥルフ神話TRPG』風~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「変形(へんけい)」については 4/30 理+国語:「変形(トランスフォーム)」してテストを迎え撃つ!? ~日々にあふれる「変形(へんけい)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「顔(かお)」や「アイデンティティ」については 11/29 国+こころ:自分の「顔(かお)」は一つじゃない!? ~こころといろんな「面」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:アバター」については 12/15 学+ゲーム:まるでゲームみたいな学校生活!? ~「サイバー学習国」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「可逆(かぎゃく)」や「不可逆(ふかぎゃく)」については 2/15 理+英他:「リバーシブル(reversible)」は「物理(ぶつり)」で「ファッション」ですか? ~「可逆(かぎゃく)」と「不可逆(ふかぎゃく)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:アルターエゴ」については 6/2 社+英他:我(われ)思う、ゆえに「エゴサ」!? ~「エゴ(ego)」と「エゴサ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。