生活(家庭科)+国語+理科の話ー。
水蒸気(すいじょうき)*1を使って蒸すのは理科っぽいので、そのジャンルでもあります。
おそば*2屋さんで目にする言葉「せいろ」と、
蒸し料理で使う調理器具、「蒸籠(せいろ)」についての話です。
前置き。
昨日の記事で「セロハンテープ」などを扱いましたが
その響きから連想して、料理で「せいろそば」と言ったものがあるのを思い出しました。
で、由来が気になったので調べてみました。
※
まず「蒸籠(せいろ)」についての話を。
Wikipediaによれば「蒸籠(せいろ)」とは、竹(たけ)や木(き)を編んで作られた、蒸し料理用の調理器具のことらしいです。
漢字の名前は「蒸(む)すための籠(かご)*3」って感じで分かりやすいですね。
これを沸騰(ふっとう)*4した湯(ゆ)の入った鍋(なべ)の上に置いて、
中の食材を、下から上がってくる熱い水蒸気(すいじょうき)で蒸すわけです。
そのため食材を置く部分には隙間(すきま)が空いており、ここから水蒸気が上がってくる形ですね。
「蒸籠」は、まんじゅうや肉まん、シューマイを蒸したりするのに使うので、持っているご家庭もあるかもしれません。
または観光地や中華街などの店頭販売で、蒸籠を使って蒸しているところを見るかもしれませんね。
で、肝心の、そば(蕎麦)に使う「せいろ」についてですが、
Wikipediaによれば、そばを盛るための「蒸籠(せいろ)」型の容器を、「蕎麦蒸籠(そばせいろ)」というらしいです。
これは昔は十割蕎麦を蒸して、そのまま出すのに用いられた蒸し器だったみたいなのですが、今では「盛る」専用のようですね。
「せいろそば」は外見的には「ざるそば」と似ているので、見分けがちょっと難しいです。
※
筆者も今までお蕎麦屋さんで、何度も「せいろ」という文字を目にしてきましたが。
実はよく意味は解っていませんでしたね。反省。
「そば」などは割と「日本」的なイメージがあるものですが、
日本で生活しているからと言って、その意味を知れるわけではない、ということですね。
さておき、
寒くなってくるこれからの季節は、蒸す方の「蒸籠(せいろ)」の方をよく見かけるかもしれませんが、
一緒に「そばせいろ」の方も思い出すと、色々理解が深まって面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・蒸籠(せいろ)/蒸篭:
食材を蒸すための、竹や木でできた調理器具。
「むしかご」とも読めそうだが、「せいろ」である。何故この読みになったのかは不明。要追加調査。
関連用語:「温度(おんど)」*5、「熱(ねつ)」*6、「chaud(ショー)/温かい」*7【フランス語】
似ている言葉:「セイル/帆(ほ)」*8
・蕎麦蒸篭(そばせいろ):
関連用語:「へぎそば」*9
*1:「水蒸気(すいじょうき)」や「蒸気(じょうき)」については 1/9 理科:火山(かざん)などについてざっくり - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「蕎麦(そば)」については 6/28 英+国他:切っても切れない、「ニッパー」との縁!? ~「ニッパー」、「nipper」、「diagonals」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「籠(かご)」については 10/30 英+国:「籠(かご)」と「鳥籠(とりかご)」の話 ~「basket」と「cage」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「沸騰(ふっとう)」については 10/11 理+生:高度(こうど)が「上がる」と、「下がる」ものなーんだ? ~「高度」と色々な要素~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「温度(おんど)」については 11/11 理+数:「0」=「マイナス」!? ~絶対零度(ぜったいれいど)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「熱(ねつ)」については 5/10 英語:「熱(ねつ)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「温かい」などの意味を持つフランス語「chaud(ショー)」については 11/20 英+フラ:「ショー」はいつでも「温かい(あたたかい)」ですか? ~「show(ショー)/出し物」と「chaud(ショー)/温かい」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「セイル」や「帆(ほ)」については 5/31 英+国:セイル・セ-ラー・セーリング! ~水兵(すいへい)と、風(かぜ)を受ける帆(ほ)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:新潟県の「へぎそば」については 11/5 生+地:「へぎそば」は「へぎそば」じゃない!? ~「へぎそば」と器(うつわ)の「ヘギ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。