のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

9/24 生+ポル:「がんもどき」は「鳥(とり)」で「竜(りゅう)」ですか? ~「がんもどき」や「飛竜頭(ひりょうず)」などの話~

 生活+ポルトガル語*1+国語の話ー。
 別に「これは『がんもどき』という名の新しい生物…!」という話ではありません。


 「おでん」*2にも入れたりする豆腐(とうふ)*3の加工食品、
 「がんもどき」または「飛竜頭(ひりょうず)」などについての話を。



 前置き。
 昨日「おでん」の具にもなる「はんぺん」について扱ったので、
 今日はやはりおでんに入れたりする「がんもどき」の話を。


 まず「がんもどき」というと、豆腐(とうふ)の加工食品の一種ですね。
 Wikipediaによれば、豆腐をつぶして、ニンジンやレンコン、ゴボウなどと混ぜて、油で揚げた料理、とのことです。


 この「がんもどき」という響き、なかなかユニークですが、
 名前の由来については諸説あるようです。


 Wikipediaによればざっくり、

 ①鳥*4の雁(がん)の肉に味を似せたという説
 ②鳥類の肉のすり身を使った料理「丸(がん)」に似せて作ったという説
 ③がんもどきの中に糸昆布を入れたら、表面で雁が飛んでるように見えた説

 などがあるようです。どの説もそれっぽいですね。


 ちなみにこの「がんもどき」は「飛竜頭(ひりょうず)」と呼ばれることもあるようです。
 …「飛ぶ竜(りゅう)の頭(あたま)」という漢字がやたら強そうですね。英語にするとフライングドラゴンヘッド
 特に関西の方で呼ばれたりするようですね。


 この「飛竜頭」の読みは国語辞典では①「飛竜頭(ひりょうず)」とされていましたが、 
 Wikipediaによれば他にも②「ひりゅうず」③「ひりうず」④「ひろうす」と呼んだりするようです。
 沢山呼び方がありますが、Wikipediaによれば語源はポルトガル語の「フィリョース(filhós)/小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子」ではないか、とのことで。
 外国語を漢字にしたと考えると、対応する読みが多いのも納得です。
 そして「飛」「竜」「頭」の個々の漢字にそんなに意味はなさそうですね。


 しかし字の上では、「がんもどき」は鳥の「雁(がん)」であったり「飛竜頭」だったりするわけで。
 合わせると「『がんもどき』は『鳥』で『竜』!」という風に見えて、ちょっと面白いですね。
 外見はわりと地味な印象のがんもどきが、一気に強そうです。


 しかしこれだけ色んな呼び名があるとなると、ちょっとした混乱も起きそうですね。
 例えば「がんもどき」と「飛竜頭」はかなり違う名前ですし、
 その「飛竜頭」の読みも「ひりょうず」、「ひりゅうず」、「ひりうず」、「ひろうす」のバリエーションがあったりします。


 もしあなたが遠くの地方に旅行することがあって、
 おでん店のメニューに「『がんもどき』/『飛竜頭』がない!」となった時は、
 慌てず他の呼び名を探してみると良いかもしれませんね。




 まあそんな感じで~。



◆用語集
・がんもどき:
 似てる言葉:「ギンリョウソウ(銀竜草)」*5【植物】


・雁(がん):



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