生活+国語+英語+理科の話ー。
飲み物や掃除(そうじ)*1関係で出てきたりする語、
「クエン酸」に関するクイズの話を。
前置き。
今は年末の大掃除(おおそうじ)の時期…ということで、
スーパーなどの洗剤(せんざい)のコーナーで、
時々「クエン酸」という名前を見る気がします。
深くは知らなくても、なんとなく語に触れた回数は多い気がしますね。
さて、いきなりですがクイズです。
そんなよく見る「クエン酸」を、皆さまは漢字で書けますでしょうか?
…どうでしょうか。書けなくても大丈夫です。
正解は、「枸櫞酸(くえんさん)」というようですね。
筆者も今回調べて知ったので、びっくりしました。画数多くて難しそうですね…。
まず確認をしておきますと。
Wikipediaによると、「クエン酸」とは、柑橘類(かんきつるい)などに含まれる有機化合物(ゆうきかごうぶつ)らしいです。
ざっくりいうと「みかんやレモンとかに入ってる酸っぱい成分」的な感じみたいですね。
クエン酸は爽やかさの元になるので、清涼飲料水(せいりょういんりょうすい)…ペットボトル飲料とかに入っていたりするらしいですが。
酸性(さんせい)であることを利用して、掃除に使われたりもするようですね。
で、Wikipediaによりますと、
クエン酸(枸櫞酸)の「枸櫞(くえん)」とは、漢名で「マルブシュカン(丸仏手柑)」という果物…、
いわゆる柑橘系の果物、「シトロン(citron)」のことらしいです。
シトロンはお菓子・スイーツに使われたりするので、こちらを知っている方もおられるかもしれません。
(また「漢名(かんめい)」とは古い中国とかの、漢字での名前のことらしいです)
だからか和英辞典では、クエン酸の英語は「citric acid(シトリック・アシッド)」となっていました。
上記の「シトロン(citron)」と関係がある感じがしますね。
※
筆者はてっきり、「クエン」という化学物質や英語があるのかと思っていましたが
「枸櫞(くえん)」という漢字だったとは意外ですね…。
さて、掃除をやるか・やらないかなどに関わらず、
今は何かと「クエン酸」という語に触れやすい時期かもしれません。
なのでどこかで「クエン酸(枸櫞酸)」という語を見たり聞いたりしたら、
「『クエン酸』はぜんぶ漢字で書けるって、私は知ってるぜ!」
…なんて思ってみるのも、ちょっと楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・クエン酸:
関連用語:「重曹(じゅうそう)/炭酸水素ナトリウム(たんさんすいそナトリウム)/NaHCO3」」*2、「スカッシュ」*3
関連記事:『ごみに関わる英語セブン』
・シトロン:
関連用語:「マンダリンオレンジ」*4
*1:「掃除(そうじ)」や記事『ごみに関わる英語セブン』については 2/8 英+生他:「ごみ」に関わる英語7つ+α! ~「今週の英語セブン」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:クエン酸と同様、掃除の時によく使われる「重曹(じゅうそう)/炭酸水素ナトリウム(たんさんすいそナトリウム)/NaHCO3」については 8/9 生+理他:「ソーダ(soda)」は「ナトリウム(sodium)」で「重曹(じゅうそう)」ですか? ~「ソーダ」の由来の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:炭酸などの「スカッシュ」については 11/3 生+英他:「カボチャ」といえば「スカッシュ」ですか? ~「squash(スカッシュ)/押しつぶす」と「squash(スカッシュ)/カボチャ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「マンダリンオレンジ」については 12/21 生+英他:この「オレンジ」は「官僚(かんりょう)」ですか? ~「マンダリンオレンジ」と「Mandarin(マンダリン)/昔の中国などの官僚」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。