生活+英語の話ー。
「小盛りは助けにならないぜ!」という話ではないので悪しからず。
ご飯を多めに盛り付ける「大盛り(おおもり)」と、
その英訳の一つ「large helping(ラージ・ヘルピング)」などの話です。
前置き。
まず「help(ヘルプ)」というと、「助ける」「手伝う」といった印象の英語ですね。
日本語でもカタカナ語で使われる事も多く、
「ヘルプコール」や「ヘルプミー!」といった語は、マンガ・ドラマでも見る気がします。
また介護(かいご)関係では「ヘルパー(helper)」という職業もあります。
なので「help」には「人のピンチを助ける」というイメージもある気がしますが。
そんなにピンチでもない、日常のご飯の時にも使う語だったりするようです。
というのも、「大盛り(おおもり)」という語に「help」が関わったりするようなので。
(「大盛り(おおもり)」とは、ご飯などを多めに盛り付けることですね)
何でも和英辞典によれば、「大盛り」のことを
英語では「large helping(ラージ・ヘルピング)」ともいうようです。
ではどうしてこの言い方をするのか?とさらに調べてみると。
英和辞典を見ると「helping(ヘルピング)」が「(食べ物の)1杯」、「ひと盛り」の意味を持つらしいです。
で、「large(ラージ)」が「大きな」等の意味を持つので、
「大きな(large)1杯/盛り付け(helping)」→「大盛り(large helping)」って感じですかね。
ところで「helping」には、「助力(じょりょく)」や「援助(えんじょ)」などの意味もあります。
まさに「助ける」イメージの「help」を名詞にした感じですね。
それを知ってから「大盛り」の英訳「large helping」を見ると、
「『大盛り』は『大きな助け(large helping)』ですか…!?」って気分にもなりますね。
…何だかスケールが大きく思えてきます。
※
さて、上ではジョークっぽくしてしましましたが、
お腹が空いてる人や、お金の無い人にとって、
「大盛り」のサービスは、まさに「大きな助け(large helping)」かもですね。
そして現代では「大盛り無料サービス」の店も多いですが、
今は新型コロナウイルスの影響で、サービス廃止どころか閉店…なんて話も聞きます。
そのため、外食ご飯のレア度や価値は、実は高まっていると言えるかもです。
なのでもし、今度お店やテイクアウトで食事をすることがあれば、
それが「大盛り(large helping)」かどうかに関わらず、
「この『1杯(helping)』は、私にとって『大きい(large)』かも…?」なんて思ってみると、
よりご飯をおいしく食べられるかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに英和辞典を見ると、動詞の「help」自体にも「ご飯をよそう」という意味がありました。
(「よそう」というのはご飯などを器に入れること、配膳することですね)
なので「ご飯をよそう(help)こと(ing)」→「1杯/盛り付け(helping)」という感じですかね。
◆用語集
・大盛り(おおもり):
関連用語:「食いしん坊(くいしんぼう)」*1
*1:「食いしん坊(くいしんぼう)」については 9/14 フラ+国他:「食いしん坊」と「グルメ」は違いますか? ~「gourmand(グルマン)」と「gourmet(グルメ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。