生活+国語+社会の話―。
「あの白馬、白い!」みたいな重複感のあるタイトルですが。
手で打った麺(めん)等を表す「手打ち麺(てうちめん)/手打ち」や、
「取引を決める」、「和解する」などの意味もある語「手打ち(てうち)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
昨日「右手(みぎて)」や「手(て)」について調べていたら、
見つけた「手打ち」という語が面白かったので、その話を。
※
まず日常で「手打ち(てうち)」というと、「手打ち麺(てうちめん)」の印象もありますね。
例えば「手打ちそば」や「手打ちうどん」などのように、
機械(きかい)ではなく、誰か(職人さんなど)が手で打った(作った)麺(めん)という感じです。
そんな訳で筆者は「手打ち」と聞くと、
①「麺を手で打つこと/手打ち麺そのもの」をイメージしてしまいますが。
でも実際には、他にも色んな「手打ち」があるようです。
例えば和英辞典や国語辞典によれば、
②「取引(とりひき)を決める」意味の「手打ち」
③「和解(わかい)する」…争っていた状態から仲直り*1する意味の「手打ち」
…などがあったりするようですね(※他にもありますが、ここでは略)。
③の『和解する』意味に関しては、ヤクザ・裏社会系のマンガとかで、
「今日の所は『手打ち』にしといてやるよ」的なセリフを見た気もします。
…しかし「手打ち」と聞くと、
やはり筆者はどうしても①「手打ち麺」を想像してしてしまいますね。
そして仮に②「取引を決める」や③「和解する」意味の「手打ち」の後に、
「じゃあちょっとご飯でも食べに行くか…」とか、
さらに「そば・うどんをおごってくれるなら『手打ち』にしてやるよ」となった場合。
ある意味「①『手打ち麺』で『手打ち(②取引決定・③和解)』にできた…!?」という場合もありえるかもですね。
…知らない人が見たら「『手打ち』麺ってそういうこと…!?」と誤解しそうですが。
※
まあ、上のことはあくまでジョークであり、
「そんな簡単に何かが決まってたまるか!」と思われるかもですが。
(そしてそれはごもっともだと思いますが)
でも例えば、争った後に「和解する」こと…仲直りすることは、
やたら相手を責めたり要求しすぎて、まとまらないことも多いという話も聞く気がします。
(※もちろん全く責めない、要求しないことが良い、という話ではありません)
人に「謝れ!」ということに比べると、
「自分自身が謝る」ことは、(プライドもあって)難しそうですしね。
なので「手打ち麺」で「手打ち(和解)」というのは、
ジョークである一方、意外と器(うつわ)が大きいことだったりするかも?
「相手と『和解(手打ち)』したいけど、いい理由が無いな…」と悩んだ時は、
「手打ち麺」でも何でも、理由として考えてみてもいいかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・手打ち麺(てうちめん):
・手打ち(てうち)【和解】:
・和解(わかい):
関連用語:「和睦(わぼく)」*2、「和合(わごう)」
*1:「仲直り(なかなおり)」や、「和解」の意味もある英語「reconciliation(リコンシリエーション)」については 3/13 こころ+英他:あなたは「リコンシリエーション」できますか? ~「仲直り(なかなおり)/reconciliation(リコンシリエーション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「和睦(わぼく)」や「和合(わごう)」については 10/15 社+国他:「和睦(わぼく)」から「結婚(けっこん)」は可能ですか? ~「和睦」と「和合(わごう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。