こころ+英語+国語+社会+生活の話―。
「今の時代、『リコンシリエーション』できないと!」的な話ではありません。
仲が悪くなった人と再び仲良くなること、「仲直り(なかなおり)」と。
それに対応する英語の一つ、「reconciliation(リコンシリエーション)」の話を。
前置き。
数日前に「長(なが)~」で始まる言葉を調べていたら。
辞典で近くにあった「仲直り(なかなおり)」が面白かったので、その話を。
※
まず「仲直り(なかなおり)」とは、仲が悪(わる)くなった人と、また仲良くなることですね。
ずっと仲が良い場合は「仲直り」とは言わないので、
仲が良かった人とケンカ(喧嘩)をしたとか、
誤解(ごかい)があってすれ違ってしまった…等の後に使うイメージの語です。
で、人によるかもですが、
ケンカの後に謝ったりするのは難しい気もするので、
「仲直り」というのも、なかなか難しいものに思えたりするかもですが。
しかし英語にすると、さらに難しく思えるかもしれません。
というのも「仲直り」は、「リコンシリエーション」とも言うらしいからですね。
まず和英辞典によれば、
「仲直り」に対応する英語に「reconciliation(リコンシリエーション)」というものがありまして。
…なんか長いですし、難しそうな語ですね。
「仲直り」(という語)の方が、まだ簡単に思えてくる気もします。
ちなみに英和辞典によれば、
「reconciliation(リコンシリエーション)」は「和解(わかい)」*1や「調和(ちょうわ)」、
また「conciliation(コンシリエーション)」は「なだめ」、「調停(ちょうてい)」、「和解」などの意味があるようです。
なので上記の英語はどちらも使えたりするかもですが。
英語の「re(リ)」にはよく「再び(ふたたび)」という意味もあるので、
その意味で「再び」仲良くする「仲直り」には、「reconciliation(リコンシリエーション)」が合っているかもですね。
なので、「あなたは(あの人と)『仲直り』できますか?」という言葉は、
ある意味「あなたは『リコンシリエーション(仲直り)』できますか?」と言い変えられるかもなのですが。
…なんか「急に難しそうになった!?」とか「できる人とかが使う、IT用語みたいだ…」と思われそうなのが面白いですね。
あなたはブロークンしたフレンドシップをフィックスできますか?
※
ちなみに「reconciliation(リコンシリエーション)」を意識するメリットですが。
今まで誰かと「仲直り」した事がある人は、
今まで「リコンシリエーション(仲直り)」したことがあると言えることですかね。
…意味は変わっていないのですが、何やら大事(おおごと)を成(な)し遂(と)げた感もあります。
なので、もしあなたが誰かとケンカして、
その後「仲直り(reconciliation)」したいのに、勇気(ゆうき)が出なかったら。
「落ち着け…私は何度も『リコンシリエーション(仲直り)』してきた…」とか、
初めてなら「初めての『reconciliation(仲直り)』、成功させてやるぜ…」と思ってみると、
ちょっと楽しくなったりするかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに和英辞典によれば、
「peacemaking(ピースメイキング)」という語も「仲直り」を表したりするようです。
(「peace(ピース)」は「平和(へいわ)」の意味でも有名ですし)
こちらの方が簡単でわかりやすい気もしますが、
筆者は「reconciliation(リコンシリエーション)」の響きも好きだったりします。
◆用語集
・仲直り(なかなおり):
関連用語:「和解(わかい)」、「手打ち(てうち)」、「同意(どうい)」*2
・reconciliation(リコンシリエーション)【英語】:
ちなみに他の発音表記は「リコンシリエイション」、「リカンシリエーション」、「レコンシリエーション」などなどがあると思われる。
ネットでも人によって発音が違ったりした気がするので、あくまで参考で。
*1:「和解(わかい)」や「手打ち(てうち)」については 6/8 生+国他:「手打ち麺(てうちめん)」で「手打ち(てうち)」にてきますか? ~「麺(めん)」、「取引(とりひき)」、「和解(わかい)」の「手打ち」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「同意(どうい)」については 10/24 英+社他:「同意(どうい)」に「コンセント」は重要(じゅうよう)ですか? ~「consent(コンセント)/同意」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。