体育+英語+社会の話―。
日本では「空港の身体検査」的な印象もある語「ボディーチェック」と、
アイスホッケーで、体を張って相手を止める行為などを指すらしい、
英語「body check(ボディー・チェック)」の話を。
体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
まず日本で「ボディーチェック」というと、身体検査(しんたいけんさ)という印象ですね。
例えば空港などで行われており、
お客さんが危険物を持ち込んでいないか、体(ボディ)をチェックするイメージです。
日本ではそこまでないかもですが、銃(じゅう)とか持ってたら危ないですしね。
で、筆者も知ってるつもりでいた「ボディーチェック」なのですが。
…上記の検査は、どうも英語では「ボディーチェック」と言わないようです。
どうも和製英語(わせいえいご)、日本的な英語のようですね。
では上記の「ボディーチェック」に当たる英語は?というと、
英和辞典によれば①「security check(セキュリティー・チェック)」や②「body search(ボディー・サーチ)」、
和英辞典によれば①や、③「frisk(フリスク)」、
Wikipediaによれば④「Frisking(フリスキング)」、⑤「pat down(パット・ダウン)」などの語があるようです。
で、英語で「body check(ボディー・チェック)」と書くと、
スポーツの「アイスホッケー」で行われる、「体を張って相手選手を止める行為」を指したりするようです。
(Wikipediaによればこれに加えて、医療分野における「身体検査」(健康診断)も指したりするようです)
ちなみに英和辞典によれば、
「body(ボディ)」は「体」、
「check(チェック)」は「妨害(ぼうがい)」という意味もあるらしいので、
まさに「body(体)でcheck(妨害する)」→「アイスホッケーのbody check(体を張って止める)」という感じですね。
なので「ボディーチェック(検査)」が和製英語と知っている方や、
アイスホッケーが好きな方は、
「『ボディーチェック(body check)』といったら『アイスホッケー』だろ!」と思ったりするかもですが。
…空港でこちらの「ボディーチェック」を受けたら、びっくりしそうですね。アイスホッケー選手が検問所で待ち構えていそう
※
まあ、上のことはジョークですが。
でも今度、空港などで「ボディーチェック」を受けたり、
あるいはアイスホッケー選手が、「体を張って相手を止める(body check)」シーンを見ることがあれば。
もう一方の「body check(ボディー・チェック)」を思い出してみても、面白いかも?
まあそんな感じで~。