生活+英語+社会+美術の話―。
「お菓子の家」みたいなタイトルでお送りしておりますが。
牛乳などを発酵(はっこう)させた食品の一種「チーズ(cheese)」*1と、
それを包んだり、作ったりする時に使うらしい布(ぬの)、
「cheesecloth(チーズクロス)/寒冷紗(かんれいしゃ)」の話を。
前置き。
英和辞典で調べ物をしていると、
ふと見つけた語「チーズクロス」が面白かったので、その話を。
※
まず「チーズ(cheese)」とは、食品の一種ですね。
牛乳(ぎゅうにゅう)などを発酵(はっこう)させて固めた食品です。
また日本でもチーズを使った料理・食品は多く、
「チーズ○○」的な名前も多い印象です。
例えば「チーズケーキ」や「チーズバーガー」、「チーズタッカルビ」などですね。
で、「チーズ○○」的な名前では、
「チーズクロス(cheesecloth)」という物もあったりするのですが。
これはチーズを使った食品…という訳ではなかったりします。
というのも、手元の英和辞典によれば「cheesecloth(チーズクロス)」は
「目の粗い薄地(うすじ)の布(ぬの)*2」であり、
また「かつてチーズを包んだ、今はガーゼの衣服・カーテン・包帯用」と解説されていまして。
またWikipediaによれば上記の「チーズクロス」は
日本語では「寒冷紗(かんれいしゃ)」と呼ばれる物らしく。
これは「荒く平織(ひらおり)に織り込んだ布」ということらしいです。
また「出汁(だし)をとる際やチーズを作る際、漉し布(こしぬの)として用いられる」と解説されていました。
説明が複数あるので少しややこしいですが、
どちらにせよ「チーズ(cheese)に関わる布(cloth/クロス)」→「チーズクロス(cheesecloth)/寒冷紗」という感じのようです。
そのため、特に「チーズで出来た布(cloth)」という訳ではなさそうですね。
…でも「チーズケーキ」や「チーズバーガー」などの名前を見てから、
「チーズクロス」という名前を見ると
やはり少し「『チーズ(cheese)』で『布(cloth)』が作れるの…!?」って風にも見えますね。
…夏に溶けそうで大変そうですが。あとネズミが寄ってきそう
※
ところで「チーズクロス」という名前は個性的なので、
なかなか普段の生活では見かけなさそう、という感じもしますが。
しかしWikipediaによれば、チーズクロスこと「寒冷紗」は、
①「農業(のうぎょう)」、②「縫製(ほうせい)」、③「建築(けんちく)」、
④「製本(せいほん)」、⑤「食品(しょくひん)」、⑥「美術(びじゅつ)」と、
色んな分野(ぶんや)*3で使われたりするようです。
なので色んな人が、「チーズクロス(cheesecloth)」を知らず知らずに目にしているかも?
もしそれっぽい「布(cloth)」をどこかで見ることがあれば、
「こんな所にも『チーズ(クロス)』が!?」と思ってみるのも、面白いかもです。
まあそんな感じで~。
*1:「チーズ」や「チーズケーキ」については 4/25 社+生:「バスクチーズケーキ」と「バスク紛争」!? ~「バスク地方」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「布(ぬの)」については 12/23 英語:ファンタジー/素材(material)の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「分野(ぶんや)」については 8/22 国+英他:「分野(ぶんや)」は「野原(のはら)」で「球(きゅう)」ですか? ~field(フィールド)、area(エリア)、sphere(スフィア)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。