生活+英語の話―。
チーズの一種「カッテージチーズ(cottage cheese)」と、
田舎(いなか)風の家や別荘を表す「コテージ(cottage)」の話を。
前置き。
まず日本で「カッテージ」というと、「カッテージチーズ(cottage cheese)」が有名ですね。
Wikipediaによれば「カッテージチーズ」は脱脂乳(だっしにゅう)が原料のフレッシュチーズで、
比較的、低カロリーかつ高タンパクだったりするようです。
古くからあるようで、「世界最古のチーズ」の一つとも呼ばれるようですね。
で、そんなチーズ・食べ物の印象が強い「カッテージ」ですが。
実は意味としては、また別の有名なカタカナ語と同じものだったりするようです。
というのも、「カッテージ」とは「cottage」…、
いわゆる「コテージ(cottage)」と同じ語らしいからですね。
「コテージ(cottage)」とは、別荘(べっそう)や田舎(いなか)風の家を指す語ですね。
日本でも宿泊施設(しゅくはくしせつ)関連で見る印象です。
ちなみにネット上で調べてみると、「カッテージチーズ」の語源にそもそも上記の「cottage(コテージ)」が関わっているようです。
(「雪印メグミルク」様のサイトに詳細が書いてあったので、見てみるのも良いかもです)
また手元の英和辞典には「cottage cheese(コテージ=チーズ)」という物が載っておりましたので、
なので「カッテージチーズ(cottage cheese)」=「コテージ=チーズ(cottage cheese)」のと思われます。
(※この辺りの表記の違い・ブレの詳細については追記で)
なので「『コテージ(cottage)』に泊まる」という文を、
「『カッテージ(cottage)』に泊まる」と言い換えることも出来そうですが。
…でも筆者はまだ「カッテージ」は「カッテージチーズ」の印象が強いので、
「『カッテージチーズ(cottage cheese)の家』に泊まるの…!?」なんてイメージも湧いてしまいますね。「お菓子の家」みたいな感じで。
※
まあ「カッテージチーズ」で家を作るのは難しそうなので、
そもそも誤解の心配もいらないかもですが。
でもこの夏、どこか「コテージ(cottage)」に立ち寄ったり、
または「カッテージチーズ(cottage cheese)」を見たりすることがあれば。
もう一方の「cottage(コテージ・カッテージ)」のことを思い浮かべてみても、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「cottage」に、「カッテージ」や「コテージ」表記がある話ですが。
ネットで「cottage」の発音を聞くと、
なんとなくイギリス英語では「コテージ」、
アメリカ英語では「カテジ」、「カテージ」みたいにも聞こえました。
(※ただあくまで筆者の聞き取りなのでご注意を)
その辺りも、カタカナ表記の違い・ブレに関係しているかもですね。
またWikipediaによれば、「コテージ」は建築学(けんちくがく)では「コテジ」というようです。
…全部つなげると「カテジ」=「カテージ」=「カッテージ」=「コテージ」=「コテジ」みたいになって、なんか言葉が変化(へんか)していく様子みたいですね。
追記2
ちなみに英和辞典には、「cottage(コテージ)」がつく食べ物が色々載っていました。
例えば「コテージパン(cottage loaf)」や「コテージパイ(cottage pie)」、
「コテージプディング(cottage pudding)」などの食べ物があるようです。
◆用語集
・コテージ:
関連記事:『宿屋を表す外国語セブン』*1
・カッテージチーズ/コテージチーズ:
関連ゲーム:『ファイナルファンタジーXIV』*2(FF14)
*1:記事『宿屋を表す外国語セブン』については 11/17 社+諸外他:「宿屋(やどや)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「コテージチーズ」も出てくるらしいゲーム『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)については 6/8 ゲーム+こころ他:あなたの「お父さん」は「何属性」ですか? ~映画『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の紹介話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。