情報+英語+生活の話―。
「このコンピューターは超巨大だから、裏口もあって…」的な話ではありません。
「裏口(うらぐち)」などを意味する英語「back door(バック・ドア)」と、
コンピューター用語で、セキュリティをくぐって接続(せつぞく)できる方法の、
「バックドア(backdoor)」の話を。
ちょっと体調がイマイチなので簡単に。
※Wikipediaでは「backdoor」、英語では「back door」と書かれていたため、
表記が色々混ざってますが、それほど区別したり、大きな意味は持たせたりしていません。
でもややこしかったらすみません。
前置き。
昨日「バックアップ(back up)」*1について書いた流れで、
「バックドア」という用語を思い出したので、調べてみました。
※
まず「back door(バックドア、バック・ドア)」とは、
「裏口(うらぐち)」や「裏門(うらもん)」、「裏の戸(うらと)」などを表す語ですね。
(「裏口(うらぐち)」とは、家(一軒家)などの裏(うら)にある入口ですね)
まさに「家の裏…後ろ(back)の入口・戸(door)」→「裏口(back door)」という感じでしょうか。
マンション住宅などでは、あまり(個々の家の)「裏口」は見ない印象ですが。
でも昔…それこそ昭和・平成が舞台のドラマ・アニメでは、
「裏口」のある一軒家(いっけんや)は、けっこう見る気もしますね。
また今でも学校など、広い建物*2には裏口・裏門があったりする印象です。
で、こう書くと「バックドア/裏口」は建築用語っぽいですが。
でもそれ以外にも、コンピューターセキュリティ関係でも使われる語のようです。
というのもWikipediaによれば、
「バックドア(backdoor)」は、ID(アイディー)やパスワードを使わず、接続(せつぞく)できる方法を表すらしいですね。
警備(けいび)の厳しそうな「正面(しょうめん)/正面口」からではなく、
こっそり「裏口(backdoor)」から忍び込めちゃう感じでしょうか。
ちなみにこの「バックドア」は、悪い目的を持った人によって作られたりもするようですが、
それ以外にも企業が、プログラムの機能テスト用などに、わざとを作っておくこともあるようです。
普通の接続だと、手続きやセキュリティが面倒な所を、
「バックドア」を使うと、テストが簡単ということみたいですね。
…ただし、その「バックドア」を残したまま世に売り出しちゃう、というヤバいこともあるようですが。
なので、例えば「この『コンピューター』には『裏口(back door)』がついてて…」と言われた時。
家の「裏口」だけ想像した人は「何か一軒家っぽいですね~」と返すかもですが、
コンピューター用語「バックドア(backdoor)」を知る人は、「それハッキングとか大丈夫ですか…!?」と心配になるかもですね。
※
ところで上記では、主にコンピューターの「バックドア」について、
(勝手に作られたり、存在に気づかないと)危険かも…的な感じで書いてしまいましたが。
でも家の「裏口(back door)」にも、それはそれで危険性があったりもします。
泥棒(どろぼう)とかは、裏からの方が入りやすそうですし。
なので「うちの家には裏口があって…」とか、
「よくコンピューターやスマホを使うけど、防犯対策は甘めかも…」という方は。
それぞれの「バックドア(back door)/裏口」に、少し注意しておくと良いかも?
まあそんな感じで~。
*1:「バックアップ(back up)」については 8/27 情+英:「バックアップ」は「逆流(ぎゃくりゅう)」しますか? ~「back up(バック・アップ)」の色んな意味の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「建物(たてもの)」については 12/20 理+歴他:「コンドル」は「建物(たてもの)」を作りますか? ~鳥の「condor(コンドル)」と建築家の「Conder(コンドル)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。