生活+フランス語+英語+理科の話ー。
「このパンの硬さが、家を支えるんですよ…」という話ではありません。
「フランスパン」として知られるパン「バゲット(baguette)/バケット)」と、
いわゆる「バケツ」等を表す英語「bucket(バケット)」、
そして工事現場で使う道具「バケット(bucket)」の話を。
前置き。
筆者が辞典で調べ物をしていたら、
見つけた「バゲット」周りが面白かったのでその話を。
※
まず「バゲット(フランス語:baguette)」はフランスのパンの一種ですね。
棒(ぼう)状に長くて皮が硬めのパン、という感じです。
日本ではいわゆる「フランスパン」として知られる物らしいですね。
もっともWikipediaによれば、
日本ではバゲット以外のパンも「フランスパン」と呼んでいるらしいですが。
でもこの「バゲット」はフランスを代表するパンのようなので、
中でも「フランスパン」…国の名前を背負うパンと呼ばれるに相応しいかもですね。
さておき、国語辞典によりますと、
この「バゲット」は「バケット」と書くこともあるようなのですが。
「バケット」の響きだと、実は「工事(こうじ)」とかに関連してきそうでもあります。
というのも英和辞典によれば「bucket(バケット)」は、
日本語では「バケツ」、「手桶(ておけ)」、「つるべ(釣瓶)」などを意味する言葉らしいので。
(国語辞典によれば、「バケツ」は「bucket」の日本での呼び名らしいです)
で、さらに工事現場で使う「バケット(bucket)」という道具もあるようです。
これは機械の先に付けて、土や砂などをすくい取る道具とのこと。
スペルや意味的に上記の「bucket/バケツ」と関連していそうです。
上記の工事用具の「バケット」だけでなく、
普通の「バケツ(バケット)」も、工事で使うことは多そうですが。
それを、フランスパンの「バケット(バゲット)」呼びに慣れた人が聞いたら、
「『フランスパン(バゲット)』を『工事』で使うの…!?」という気分になるかもですね。
※
ちなみに「バゲット」と「バケット」をネット検索してみると、
(日本内の)パンを扱っているお店でも、結構「バケット」表記があるようでした。
といっても、別にそれをダメ出ししたい訳ではなく。
単に「他の意味っぽくなる表記ブレ、面白いなあ…」という話ですね。
なので今度パン屋さん等で「バゲット(baguette)」を目にしたり、
または「バケツ(bucket)」や工事道具の「バケット(bucket)」を見たりしたら。
「どれが『バゲット』で『バケット』だっけ…?」と迷ってみるのも、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「バケット」に関連する機械もありまして、
それが「バケットホイールエクスカベーター」や「バケットチェーンエクスカベーター」などですね。
これらは外見がとても巨大な機械なので、かなりインパクトがあります。
重機やロボット、あとギネス系が好きな方は、見てみると面白いかもしれません。